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臓器移植について

骨髄移植について

骨髄の働き

骨髄は、胸や腰の骨の内部にあるゼリー状の組織で、白血球、赤血球、血小板などの血液を造っています。骨髄には、血液の元ととなる、骨髄幹細胞(造血幹細胞)が含まれています。

骨髄

骨の真ん中にあるゼリー状の部分でそこには造血幹細胞(すべての血球の種)が含まれていて、それが血液を作っています。

白血球、赤血球、血小板のはたらき

血小板
けがをした部分の血を固めたり、止めたりする働きがあります。

赤血球
肺から酸素を体のすみずみまで運ぶ働きがあります。

白血球
体内に侵入した細菌や異物を取り除く働きがあります。

骨髄幹細胞(造血幹細胞)

以下の幹細胞のいずれかが骨髄移植に使用されます。

  • 骨髄幹細胞
  • 末梢血幹細胞
  • さい帯血幹細胞
    (へその緒(臍帯)と胎盤の中にある血液で、骨髄と同じように血液を造り出す「造血幹細胞」が大量に含まれています。 )

骨髄移植とは

白血病、再生不良性貧血、先天性免疫不全症などの血液難病の患者さんの正常に機能しなくなった骨髄幹細胞を、健康な方の骨髄幹細胞といれかえる治療法です。

骨髄移植が対象になる病気

  • 白血病
    血液を造る細胞の異常で、ガン化した血液細胞のみが増え、正常な血液がつくれなくなる病気。

  • 再生不良性貧血
    骨髄肝細胞の機能が低下し、血液成分が極端に少なくなるため、出血・貧血・感染等が問題となる。

  • 先天性免疫不全症
    身体を守る免疫機能が生まれつき低下しているため、感染症にかかりやすくなる。

骨髄移植を成功させる為には

患者さんとドナー(骨髄提供者)白血球の型(HLA型)を一致させる必要があります。しかし、この型が一致するのは兄弟姉妹で1/4、それ以外では、数百人から数万人に一人の確率です。その為に、広く一般の方から善意の骨髄提供者を呼びかける「公的骨髄バンク事業」が始められました。

白血球の型(HLA型)

ヒトの体細胞が持つ23対の染色体中第6番目に存在しA、B、C、D、DR、DP、DQの7つの座が発見され、全部で約160種もあります。
このうちのA、B、DR抗原(各2種類、計6つ)について検査を行います。
ドナーとレシピエントの間でHLA型が一致する数が多いほど生着率が高くなります。

骨髄移植の方法

  1. 前処置
    抗がん剤や放射線により患者さんの異常な骨髄を死滅させます。
    ↓
  2. 骨髄採取
    健康な提供者から骨髄液を採取します。
    ↓
  3. 骨髄移植
    採取した骨髄液を患者さんの静脈に注入します。
    その際、骨髄液に含まれる免疫細胞が患者さんの体を攻撃しないように免疫抑制剤を使います。
    ↓
  4. 造血開始
    移植後10日~2週間で移植された骨髄が正常な血液を造り出します。それまでは無菌室で過ごします。
    ↓
  5. 社会復帰
    健康な新しい血液を造れるようになった患者さんは、退院して普通の生活を送ることができます。
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