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臓器移植について

1-44. 小児の腎不全の治療は、腎移植が最優先だと聞きました。なぜでしょうか

【Answer】

小児と成人が大きく異なる点は、小児には成長・発達が大切なところです。十分に成長・発達をしていくには、十分な栄養摂取が必要になります。しかし腹膜透析や、血液透析という方法は、正常の腎臓の1/10程度の機能しかありません。そのためどうしても、食事制限や水分制限が必要になってきます。また、とくに小さなお子さんは腹膜透析をする方が多く、透析液がおなかの中に入っているため、胃を圧迫してたくさん食べられなかったり、透析液に入っている糖分のため、血糖が上がって空腹感がなかったりします。現在では、そうならないよう様々な工夫がなされていますが、やはり限界があり、結局十分な栄養がとれず、身長の伸びが悪くなることもあります。また、腹膜透析は毎日在宅で透析が必要であり、血液透析は週に2~3回病院へ行って太い針を刺さなければなりません。このような環境は小児にとって、精神的にもあまり好ましいことではありません。小児に腎移植をすると成人の大きな腎臓が入るため、たとえ1つであっても、正常の腎機能にほぼ等しい機能が得られます。そして食事制限や、水分制限はほとんどなくなり、身体的にも精神的にもよいため、状況が許せば移植をするのがよいと思われます。

監修:名古屋第二赤十字病院・打田和治

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