ページ内を移動するためのショートカット
拒絶反応の確定診断は、移植腎の病理組織をもとになされます。したがって、血清クレアチニンの上昇などにより拒絶反応が疑われる際には、できるだけ生検(生検針により腎臓組織の一部を採取する)を行う必要があります。現在では、傷をつけないで皮膚からエコーガイド下に針を刺して移植腎組織を採取する方法が一般的です。したがって、前述の方法で移植腎組織の一部を採取して拒絶反応の診断が確定した後に、拒絶反応の程度によって、ステロイドやほかの薬剤を用いた治療を開始します。この間は、免疫抑制療法を強化することになるため、ウイルス感染の予防薬やステロイドによる潰瘍を予防するための抗潰瘍薬をあわせて飲んでいただいたりします。また、感染予防のために個室に入院していただく場合もありますが、外来診察のまま、通院で治療を行うこともあります。
監修:名古屋第二赤十字病院・打田和治