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表1、2に示すように、外科的あるいは内科的合併症に分かれますが、外科的合併症は移植症例が多い施設であれば問題になることは少ないでしょう。内科的合併症も拒絶反応にかかわるものは、術前検査の進歩あるいは免疫抑制療法の進歩により、通常は回避可能です。
| 合併症 | 発現時間 | コメント | 治療 |
|---|---|---|---|
| 創感染 | 術後2~3週まで | 視診 | 抗生物質、手術 |
| 膿瘍 | 術後2週~3カ月 | 超音波検査、CT | ドレナージ |
| 血腫 | 術後2~3週まで | 超音波検査、CT | ドレナージ |
| リンパ嚢腫 | 術後2週~2、3カ月 | 超音波検査、CT | ドレナージ |
| 尿漏 urinoma |
術後2~3週まで | シンチグラフィー、 超音波検査、尿路造影 |
手術 |
| 尿管閉塞 (内因、外因) |
不定 | 利尿剤腎シンチグラフィー、 超音波検査 |
手術 |
| 腎動脈狭窄 | 2~3カ月 | ACE阻害剤処置尿路造影、 超音波検査、腎動脈造影 |
手術、 |
| 血管閉塞 | 直後~2、3日 | シンチグラフィー、超音波検査 | 手術 |
| 合併症 | 発現時間 | コメント | 治療 | |
|---|---|---|---|---|
| 虚血性障害 | 尿細管壊死 | 移植腎摘出 (すでに移植時に存在) |
虚血性障害 | 自然回復 |
| 免疫学的障害 | 超急性拒絶 | 数分~数時間以内 | 液性免疫反応: 既存抗体 |
不可逆的: 移植腎廃絶 |
| 急性拒絶 | 移植後5~7日目以降 | 細胞性免疫反応優位 | 急性拒絶治療薬 | |
| 慢性拒絶 | 2~3カ月後以降 | 液性免疫反応優位 | 拒絶反応治療薬: 進行性 |
|
| その他 | 原病の再発 | 全期間 | 診断困難: 腎生検 |
進行性: 移植腎機能不全 |
| シクロスポリン/タクロリムス 腎毒性 |
とくに多量投与時 | 血中濃度: 中毒域 |
減量・中止 薬剤変更 |
|
| 他薬剤性腎毒性 | 鎮痛剤・抗生物質・ 拒絶反応治療剤ほか |
尿細管障害 | 中止 | |
監修:名古屋第二赤十字病院・打田和治