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臓器移植について

2-26. 機能しなくなった移植腎は体の中に残しておくのですか

【Answer】

血液透析、腹膜透析を受けている患者さんは、献腎移植を受けることができます。しかし、血液透析、腹膜透析導入前の患者さんは、献腎移植を受けることができません。移植した腎臓がはたらかなくなった原因にもよりますが、いわゆる慢性拒絶反応で徐々に腎臓の機能が悪化した場合には、移植腎は原則的には体内に残しておきます。移植腎は摘出しません。通常は、透析を開始しても尿はしばらく出ます。残存腎機能を、できるだけ残しておきたいのです。普通は、免疫抑制剤は徐々に減量します。とくにステロイド剤は、長期間内服した後に急に中止しますと、禁断症状(発熱、関節痛、筋肉痛など)が出現します。担当医の指示でゆっくり減量してください。また、急激に免疫抑制剤を中止しますと、廃絶した移植腎に急性拒絶反応が発症することがあります。移植腎の腫脹、痛み、血尿、発熱などが出現することがあります。その場合は、一次的に免疫抑制剤を増やすか、または移植腎を摘出する必要があります。
慢性拒絶反応以外で移植腎機能を失った場合、移植腎の存在が体に悪影響を及ぼすと考えられるときは、移植腎は速やかに摘出します。

監修:名古屋第二赤十字病院・打田和治

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