ページ内を移動するためのショートカット
健康に対する権利は基本的人権であるといわれています。ノバルティスはこの考え方に基づき、できる限り多くの患者さんのもとに、彼らが今、必要としている医薬品を提供する支援事業に取り組んできました。それが「Novartis Access-to-Medicine Project」という独自の支援システムで、経済的な理由で治療薬の入手が困難な患者さんに、薬の提供などの支援を行うことで「治療薬へのアクセス」を実現するプログラムです。
2009年、このプログラムによって15億米ドル(約1,300億円)相当の治療薬が約8000万人の薬を必要とする全世界の患者さんに提供されました。

ノバルティス熱帯病研究所
近年、医薬品の開発において、これまでの製薬業界であまり注視されることのなかったいくつかの疾病が問題になってきています。
世界で毎年5,000万人が感染し、100カ国以上で風土病となっているデング熱や、世界人口の3分の1以上が感染して年間200万人以上が死亡し、今も1秒に1人の割合で患者さんが増えつづけている薬剤耐性型結核です。さらに、毎年3億人から5億人の人たちが感染し、100万人以上が死亡しているマラリア。総感染者の9割を占めるアフリカでは5歳以下の子どもが30秒に1人のペースで亡くなっています。これらの疾病は新薬研究開発が遅れているのが現状です。
2004年ノバルティスは熱帯病治療薬の研究開発を専門的に行う非営利の研究所をシンガポールに設立しました。この研究所はノバルティスとシンガポール経済開発庁(Economic Development Board)との官民パートナーシップ事業です。
「開発途上国における疾患は、その多くが近年のバイオメディカル分野における科学技術革命の恩恵を受けていません。ノバルティスは最先端の科学技術を応用し、熱帯地域の貧しい患者さんの医療ニーズに対応していきたいと考えています。また開発途上国の学生に基礎科学知識から実際に薬を開発する技術を教えることもノバルティス熱帯病研究所の重要な使命です」とコーポレートリサーチ部門ヘッドのポール・ヘリングは語っています。
シンガポールの産学官連携モデル都市バイオポリスに設立されたこの研究所では、優秀な研究者と世界一流のアドバイザーが集結し、開発途上の国々で蔓延している熱帯病の治療法を確立するため研究開発に取り組んでいます。2012年までには新薬の承認を受け、風土病に苦しむ国々に原価で提供していく予定です。