肝臓(かんぞう)はがんばり屋
肝臓(かんぞう)は5000種類もの仕事をしていて、とても丈夫でがんばり屋です。肝臓(かんぞう)には再生力(さいせいりょく)という力があります。これは、肝臓(かんぞう)のある部分の細胞が死んでしまったり、手術などで一部を切り取っても、他の部分の細胞が増え、もとの大きさにもどることができる力のことです。ですから、少しくらい病気になっても、なかなか自分では気がつきません。だから、お医者さんにかかろうと思うような症状(しょうじょう)がおもてに出てきたときは、病気はかなり悪くなっていることがあります。
  ウイルスによる肝臓(かんぞう)の病気
日本で一番多いと言われています。ウイルスによって起こる肝炎(かんえん)「ウイルス性肝炎(かんえん)」で、ウイルスの種類によってA型、B型、C型などがあります。この肝炎がずっと続いてしまうと、もっと重い肝硬変(かんこうへん)や肝臓(かんぞう)がんなどの病気になってしまいます。
  アルコールによる肝臓(かんぞう)の病気
アルコールの飲みすぎも原因のひとつです。
アルコールは肝臓(かんぞう)で分解(ぶんかい)されます。たくさんアルコールを飲みすぎると肝臓(かんぞう)に大きな負担がかかり、脂肪肝(しぼうかん)肝硬変(かんこうへん)などの病気になります。
  遺伝(いでん)による肝臓(かんぞう)の病気
遺伝(いでん)によっておこる病気や生まれたときから持っている病気もあります。
肝臓(かんぞう)が病気になってしまった場合、その症状を悪化させないために、その原因を取りのぞいたり、病気が悪くなるのをおさえたりする治りょうが行われます。
 
からだを横にすることで肝臓(かんぞう)に多くの血液が流れるようにするためです。
タンパク質を基本に、いろいろな栄養素(えいようそ)をバランスよくとることが大切です。タンパク質は、肝臓(かんぞう)の細胞の働く力をもとにもどすために必要です。またビタミンもたくさんとりましょう。
アルコールは肝臓(かんぞう)に負担をかけ、病気を悪化させます。
肝臓(かんぞう)の働きを助け、回復力を高めたりする薬や、ウイルスの増殖(ぞうしょく)をおさえる作用のある薬などが用いられます。
  肝臓移植(かんぞういしょく)による治りょう
肝臓(かんぞう)はとても強い臓器(ぞうき)で、70%が悪くなっても残り30%で十分働くことができます。しかし、病気が進行して、その働きが30%以下になってしまうと、ふつうの治りょう方法で治すことができなくなります。また、生まれたときから肝臓(かんぞう)や胆道(たんどう)に病気を持っている患者さんは、治りょう方法がありません。これらの患者さんのいのちを助けるためには、肝臓移植(かんぞういしょく)しかありません。
肝臓(かんぞう)はがんばり屋だから、休ませてあげることがだいじなんだね。
つぎは、臓器移植(ぞうきいしょく)について考えてみよう!