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プレスリリース

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2005年7月19日

報道関係各位

ノバルティス(スイス)が発表しました、レトロゾールに関するリリースの日本語訳(要約)をご参考までにお届けします。

ノバルティス、閉経後早期乳がん患者を対象とした、レトロゾールの術後アジュバント療法を米国およびヨーロッパで承認申請



2005年7月11日、スイス、バーゼル発
 -ノバルティスは、レトロゾール(海外での販売名:フェマーラ®)のホルモン受容体陽性閉経後早期乳がん患者を対象とした術後アジュバント療法について、米国およびヨーロッパで承認申請しました。

この適応が承認されれば、術後アジュバント療法と、タモキシフェンによる標準的な術後アジュバント療法完了後の治療法の双方において、再発リスクを有意に減少させる唯一の乳がん治療薬となります。

Diane Young, MD, vice president and global head, Clinical Development, Novartis Oncologyは、「レトロゾールは、早期乳がん患者が再発のない状態で過ごせる可能性を拡げることに大きく貢献します。本日申請されたデータは、乳がん治療におけるレトロゾールのエビデンスを、さらに補足するものです」と述べています。

承認申請は、Breast International Group(BIG)が実施したレトロゾールのBIG1-98試験のデータに基づいて行いました。BIG1-98試験は、8,000人以上のホルモン受容体陽性の閉経後早期乳がん患者を対象とし、タモキシフェンに対してレトロゾールの術後アジュバント療法としての有効性と安全性を比較した無作為化二重盲検比較試験(フェーズⅢ)です。26ヵ月(中央値)にわたる観察期間のBIG1-98の総合的な結果によると、タモキシフェンと比較して、レトロゾールは再発リスクを19%減少し(p=0.003)、無病生存期間を延長することが明らかになりました。 また、レトロゾールによる治療を受けた患者では、他の部位への広がり(遠隔転移)のリスクがタモキシフェンと比較して27%減少しました(p=0.001)。遠隔転移を起こす患者では、乳がんによる死亡リスクがより高く、この結果は臨床的に重要です。レトロゾール投与群で死亡のリスクが14%減少しましたが、統計学的な有意差には至りませんでした(p=0.155)。

また、二つの事前に計画されたサブグループ解析の結果、特に再発リスクの高い2つのグループ、すなわち、乳がん診断時に既にリンパ節転移を有している患者グループ(リンパ節転移陽性)と、既に化学療法が施行されている患者グループにおける再発リスクを、レトロゾールはそれぞれ29%、30%減少しました。さらに、これら二つのサブグループにおいて、遠隔転移のリスクもタモキシフェンと比較して、レトロゾールで30%以上の減少が見られました。

BIG1-98試験の詳細について
BIG1-98試験は、再発リスクを最小限にするための最も効果的な治療方法を決定するために、術後5年間のレトロゾールとタモキシフェンを直接比較するデザインと、それに加えて両薬剤を切り換えるデザインの両方が含まれた唯一の臨床試験です。患者は次の群に無作為に割り付けられています:

1)タモキシフェン5年間投与
2)レトロゾール5年間投与
3)タモキシフェン2年間投与後、レトロゾール3年間投与
4)レトロゾール2年間投与後、タモキシフェン3年間投与

単独投与群か、あるいは薬剤の切り換え投与群か、いずれの群が最も優れた効果を示すか、また、薬剤切り換え投与群がより優れている場合、どちらの組み合わせがより効果があるのかを予見する本試験のデータは、2008年に明らかになる見込みです。

BIG1-98試験はノバルティスの協賛により、国際乳がん研究グループ(IBCSG : International Breast Cancer Study Group)が実施し、デンマークの乳がん研究グループ、フランスのFNCLCCグループ、ヨークシャーグループなど多くの独立の研究センターも参画しました。

承認申請の基礎となるデータは、2005年1月にスイスのザンクトガレン(St. Gallen)で開催された、第9回早期乳癌治療国際会議で最初に発表されました。本試験の最新解析データは、米国フロリダ州オーランドで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO:American Society for Clinical Oncology)の年次総会において発表され、タモキシフェンと比較してレトロゾールの高い安全性が明らかになりました。

BIG1-98試験で認められた有害事象は、既に公表されているレトロゾールおよびタモキシフェンのそれぞれのデータと一致していました。本試験において、両投与群ともおおむね良好な忍容性を示し、安全性プロフィールも類似していました。タモキシフェン投与群に比べレトロゾール投与群の方が、関節痛/関節炎、骨折、および骨粗しょう症が有意に多く見られました。ほてり、寝汗、膣出血、血栓塞栓イベントについては、反対にタモキシフェン投与群おいて有意に多く見られました。

死亡例については、概してレトロゾール投与群に比べ(166例)、タモキシフェン投与群(192例)において多く見られました。特に、乳がんそのものによる死亡は、レトロゾール投与群で100例、タモキシフェン投与群で135例でした。乳がんが再発しなかった患者では、心疾患が原因となる死亡は、タモキシフェン投与群に比較して、レトロゾール投与群でより多く報告されています。

両投与群とも骨折および骨粗しょう症の発現率は低かったものの、症例数としてはタモキシフェン投与群(4.8%)に比べ、レトロゾール投与群(6.4%)に多く見られました。子宮内膜の生検およびがんは、レトロゾール投与群(0.4%)よりタモキシフェン投与群(2.1%)に多く報告されています。

臨床試験において、全ての心血管系イベントの発現率はタモキシフェン投与群よりレトロゾール投与群の方が少ないという結果でした(9.7% vs. 10.5%)。薬剤との因果関係に係わらない有害事象の発現率は、レトロゾール投与群およびタモキシフェン投与群で以下のとおりでした。
血栓塞栓イベント(1.2%vs.2.8%)、狭心症(0.7%vs.0.6%)、心筋梗塞(0.6%vs.0.4%)、心不全(0.9%vs.0.4%)。コレステロール値はタモキシフェン投与群でわずかに減少しており、一方、レトロゾールによる治療の結果、血清総コレステロール値に関しては経時的に相関性のある変化は見られませんでした。

レトロゾールについて
アロマターゼ阻害剤「レトロゾール」は、1日1回投与の経口剤で、現在、世界90カ国以上で発売されています。タモキシフェンによる標準的な術後アジュバント療法完了後の閉経後早期乳がん患者に対して実施するExtended Adjuvant治療の適応症について、米国やヨーロッパを含む世界57カ国で承認されています。さらに、ホルモン受容体陽性またはホルモン受容体不明の局所進行性または転移性乳がんの閉経後女性に対する第一選択薬です。また、抗エストロゲン療法後に病気が進行した閉経後女性における進行性乳がんや、ネオアジュバント(術前)療法にも適用されていますが、国によって承認されている適応症は異なります。

レトロゾールの有害事象および禁忌
これまでの臨床試験において、レトロゾールで最も多く見られた有害事象は、ほてり、関節炎、関節痛、筋肉痛でした。その他報告されている有害事象としては、悪心、疲労感、食欲不振、食欲増進、末端の浮腫、頭痛、めまい、嘔吐、消化不良、便秘、下痢、脱毛症、発汗、発疹、骨痛、体重増加、骨粗しょう症、骨折でした。

レトロゾールは妊娠中あるいは授乳中、または閉経前の患者には禁忌とされています。さらに、レトロゾールあるいはその他の含有成分に対して、過敏症の既往歴のある患者にも禁忌となっています。

上記の発表には、現時点での将来への予想と期待が一部含まれております。従って、その内容に関しては、また将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる可能性があることをご了解ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm 20-Fをご参照ください。

ノバルティスについて
ノバルティスは、医薬品とコンシューマーヘルスにおける世界的リーダーです。ノバルティス グループ全体の2004年の売上高は282億米ドル(約3兆507億円)で、当期純利益は58億米ドル(約6,228億円)、研究開発費は42億米ドル(約4,544億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約81,400人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。www.novartis.com

以上

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