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2006年10月19日

報道関係各位

ノバルティス(スイス)が発表しましたリリースを日本語に翻訳再編集し、ご参考までにお届けします。

ノバルティス、グローバル コンプライアンス調査「BP GOAL」を開始

高血圧患者のコンプライアンスを改善し、
主要死因を誘因する高血圧と戦うための取り組み

2006年10月17日、バーゼル発 – ノバルティスは、降圧剤の服薬コンプライアンス(遵守)に対する患者サポートツールの効果を調べるために、世界で初めてのグローバル コンプライアンス調査を開始しました。この「BP GOAL」と呼ばれる取り組みは、高血圧患者さんが血圧の治療目標値を達成し維持することを支援する目的で実施される画期的な試みで、最終的に8万人以上の高血圧患者さんが登録される予定です。

成人の4人に1人が罹っている高血圧1は、主要な死亡原因を誘因する疾患です2。高血圧は脳卒中、心疾患および腎疾患のリスク増大に関与している1,3にもかかわらず、患者さんの半数以上が1年以内に治療をやめてしまい4、血圧を目標値まで下げたり維持することができていないのが現状です。

服薬の不遵守や中止によるコンプライアンスの低下は、年間何百億ドルもの国家的財政負担をもたらすものと推定されています5,6。コンプライアンス不良の原因としては、高血圧が最終的に重大な疾患を招くということの理解不足や服薬を日課の一部とできないことによるものと考えられます。最近の調査では、重大な慢性疾患の患者さんにおける治療コンプライアンスの悪さが明らかになり、長期的なコンプライアンス改善のための取り組みが求められています7,8,9

コンプライアンス向上ツールが高血圧患者さんのコンプライアンスの維持に効果的であることは、医師の間では十分に認識されており、また実際に臨床の場で経験していることです。患者さんに服薬遵守を促すリマインダー資材や家庭血圧モニターなどのサポートツールは、服薬を日常化し、自分の健康管理に対して更に関与することを可能にします。それにもかかわらず、そうしたコンプライアンス向上ツールの効果を測るための大規模な調査が実施されたことはありません。

ノバルティスの循環器・代謝領域の臨床研究部門責任者であるアミート・ナスワニ(Ameet Nathwani, MD, Novartis Global Head of CVM Clinical Research)は次のように述べています。「高血圧を克服するためには包括的なアプローチが必要です。『BP GOAL』は、治療の鍵を握る重要な要素であるコンプライアンスへの理解を深めるのに役立つでしょう。今回のような患者サポートツールの大規模な調査を実施することはノバルティスにとって非常に喜ばしいことです」。

「BP GOAL」は、コンプライアンスの重要性について患者さんと医師の認知度を世界的なレベルで高めることを目的として、欧州、アジア、中東の12の国と地域で実施されます。米国で実施される同様の取り組みである「US BLISS」には15,000名の高血圧患者さんが参加し、血圧コントロールにおけるコンプライアンス向上ツールの効果が評価される予定です。

「BP GOAL」に参加する患者さんは様々なコンプライアンス向上ツールの貸与を受けて、12ヶ月にわたってモニターされます。その後、コンプライアンス向上ツールごとに、コンプライアンスの改善や血圧目標達成への効果が評価されます。また、地域によるコンプライアンスの傾向の比較も行なわれる予定です。

患者さんの登録は2006年初めから年末にかけて行われ、2008年前半にデータの解析が行われる予定です。

日本においても、日常診療下において、コンプライアンス向上ツールを1種類または複数種類用いることで、服薬遵守と治療継続に対して、また最終的に血圧コントロールに対してどのような効果があらわれるのかを検討することを目的として、本年4月から「ディオバン錠特定使用成績調査(グローバル コンプライアンス調査)」を実施しています。

調査方法としては、コンプライアンス向上ツールとして、患者啓発用小冊子、家庭血圧計(貸与)、のみ忘れ防止器(貸与)の3点から1~3点を患者さんに任意に選択していただき、定期的に血圧コントロールや服薬状況の調査を行います。日本では1万例の患者さんの登録を予定しており、調査は2007年12月に終了の予定です。

なお、本調査は、愛媛大学大学院 病態情報内科学教授の檜垣實男先生および朝日生命成人病研究所付属丸の内病院 内科部長の芦田映直先生に調査アドバイザーをお願いしています。


本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる場合があることをご了解下さい。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm 20-Fをご参照下さい

ノバルティスについて
ノバルティスは、医薬品とコンシューマーヘルスにおける世界的リーダーです。ノバルティス グループ全体の2005年の売上高は322億米ドル(約3兆5,433億円)で、当期純利益は61億米ドル(約6,755億円)、研究開発費は48億米ドル(約5,330億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約97,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。www.novartis.com

*2005年の会計基準ベース

以上

References
  1. American Heart Association, Heart Disease and Strokes Statistics – 2006 Update.
  2. World Health Report 2002 http://www.who.int/whr/2002/annex/en/index.html
  3. International Society of Nephrology: Prevention of Progressive Renal and Cardiovascular Failure. The Hague, 2004.
  4. Gerth WC. Compliance and persistence with newer antihypertensive agents. Curr Hypertens Rep 2002;4:424-33.
  5. Dezii CM. Medication noncompliance: What is the problem? Managed Care Supplement 2000;9:S7-12.
  6. Hansson, L et al. Excess morbidity and cost of failure to achieve targets for blood pressure control in Europe. Blood Pressure 2002; 11: 35-45.
  7. Kramer J, et al. National evaluation of adherence to B-blocker therapy for 1 year after acute myocardial infarction in patients with commercial health insurance. Am Heart J 2006;152:353- 454.e1-454.e8.
  8. Ho PM, et al. Impact of medication therapy discontinuation on mortality after myocardial infarction. Arch Intern Med 2006; 166: 1842-1847.
  9. Ho PM, et al. Effect of medication nonadherence on hospitalization and mortality among patients with diabetes mellitus. Arch Intern Med 2006; 166: 1836-1841.
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