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プレスリリース

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2006年11月20日

報道関係各位

ノバルティス(スイス)が発表しましたリリースの日本語要約をお届けします。

ノバルティス ファーマの骨吸収抑制剤 「ゾメタ®」悪性腫瘍による骨転移の合併症である骨痛の軽減に関して、添付文書に追加することをEUで承認

2006年11月13日、スイス・バーゼル発―欧州連合(EU)委員会は、がんが骨転移した患者さんの骨痛を減少する、ゾメタ(一般名:ゾレドロン酸水和物)の有効性を証明するデータを添付文書に追加することを承認しました。骨痛は骨にまで広がった(転移した)がんが引き起こす事象の一つであり、患者さんの生活に多大な悪影響を及ぼし、支障をきたします。

ゾメタによる治療の第一の目標は、骨関連事象としても知られる骨合併症を予防、減少または遅延させること、すなわち、患者さんの日常生活における活動や機能を保持することにあります。また同様に、骨合併症に共通に付随して発症する骨痛を緩和することも重要です。がんが骨にまで広がった患者さんにとって、骨痛は日常生活の大きな妨げとなります。

ノバルティス オンコロジー事業部の臨床開発部門のグローバル責任者であるダイアン・ヤング(Diane Young, MD, Vice President and global head of Clinical Development at Novartis Oncology)は次のように述べています。「骨転移が起きたときの治療目標は、日常生活における患者さんの自律性を保持することにあります。ゾメタは骨関連事象を減少・遅延させて痛みを減らし、患者さんの日常生活の維持を助けます」

試験結果
今回の承認の基礎となった試験結果では、乳がん患者さんを対象として、ゾメタ投与群とプラセボ投与群で疼痛スコア(p<0.05)(簡易疼痛表:BPIを使用)を比較しています。1年間(52週間)にわたる全投与期間を通じて、4週目およびそれ以降すべての観察時期において、ゾメタ投与群では、プラセボ投与群と比較して疼痛スコアの有意な改善が示されました。1 ゾメタの疼痛スコアは一貫してベースラインを下回り、疼痛の減少と一致して鎮痛剤スコアの減少も見られました。1

本試験は、ゾメタとプラセボを比較する無作為化二重盲検臨床試験で、乳がんの骨転移が確認されている228名の患者さんを対象として行われました。その目的は、骨関連事象(SRE)に対して、ゾメタがどのような影響を及ぼすかを評価することです。患者はゾメタ4mg投与群とプラセボ投与群に無作為に均等に分けられ1、それぞれの薬剤が4週間ごとに1年間にわたって投与されました。

SRE rate(事象数を人・年で割った数値)※)はゾメタ投与群で0.628、プラセボ投与群で1.096でした。高カルシウム血症を除きSREが少なくとも一つ発症した患者さんの割合は、ゾメタ投与群で29.8%、プラセボ投与群で49.6%でした(p=0.003)。最初のSREが発症するまでの期間の中央値は、ゾメタ投与群では試験終了時において到達されておらず、プラセボ投与群と比較して有意に延長されました(p=0.007)。多重イベント解析において、ゾメタはSREの発症リスクをプラセボと比較して41%減少しました(リスク比 =0.59、 p=0.019) 1

※ ) SRE rate:<すべての骨関連事象の総数(高カルシウム血症を除外するとともに過去の骨折経験を因子として調整)/観察期間> によって求められる単位時間(人・年)あたりの平均SRE発現件数。

ゾメタについて
ゾメタは、窒素を含有する第3世代のビスホスホネート製剤で、世界中で140万人以上の骨転移したがん患者さんにおける骨合併症を減少または遅延させる目的で、最も広く使用されています。このような骨合併症には、骨痛、病的骨折、脊髄圧迫などが含まれ、患者さんの治療を困難にするとともに生活に支障をきたしています。ゾメタは、多様な腫瘍から生じた骨転移のある患者さんの治療に(フェーズIII臨床試験において)有効性を示す唯一のビスホスホネート製剤です。さらにゾメタは、投与量が4mg、投与時間は15分と短く簡便であることから、患者さんや医療現場にもメリットをもたらしています。
ゾメタは多発性骨髄腫による骨病変、また前立腺がん、乳がん、肺がんなどを含む固形がんの骨転移による骨病変を予防する薬剤として、EUおよび米国を含む80カ国以上で承認されています。
また、ゾメタは、悪性腫瘍において最も頻発し、生命を脅かす代謝性合併症である高カルシウム血症の治療薬としても承認されています。
さらに、ゾメタの幅広い治療の有用性を探求するために、引き続き様々な臨床試験が行われています。完了したもの、また継続中のものを合わせるとその数は200を超え、24,000人以上の患者さんの試験への登録が完了、あるいは継続中です。

安全性について
臨床試験におけるゾメタの安全性は、パミドロネートと同等でした。ゾメタについては、腎不全との関連性が報告されています。ゾメタを投与する前には、毎回クレアチニン値の測定が求められています。アスピリン過敏症の患者さんに投与する場合、またはアミノグリコシド系、ループ系利尿剤、腎機能障害を引き起こす可能性のある薬剤と併用する場合には注意が必要です。臨床的に有意な腎不全を引き起こすリスクがあることから、ゾメタの単独投与はゾレドロン酸として4mg以内を100ml溶液として、必ず15分以上かけて投与することが定められています。
骨転移および悪性高カルシウム血症の患者さんを対象とした臨床試験におけるゾメタの安全性は、概ね良好でした。最も多く報告された有害事象はインフルエンザ様症状(発熱、悪寒、関節痛、筋肉痛、骨痛)、けん怠感、消化器症状、貧血、虚弱、咳、消化不良、浮腫でした。ゾメタは、妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しないこととされています。ゾレドロン酸またはその他の含有成分、あるいは他のビスホスホネートに臨床的に有意に過敏である場合には、禁忌となっています。
顎骨壊死(ONJ:osteonecrosis of the jaw)は、ビスホスホネート、化学療法、コルチコステロイドなどによって治療を受けているがん患者さんにおいて報告されています。報告された症例の多くは、抜歯などの歯科治療と関連があると見られています。リスク因子を有しているがんの患者さんでは、ビスホスホネートによる治療を開始する前に、予防的歯科処置を伴う適切な歯科検査が必要であると注意を促しています。一方、ビスホスホネート投与中においては、可能であれば抜歯などの侵襲的な治療は避けるべきとしています。ビスホスホネートによる治療を中止することによって、歯科治療が必要な患者さんのONJリスクが軽減されることを示すデータは、今のところ存在していません。ONJとビスホスホネート治療の関連性も証明されていません。

上記の発表には、将来を見据えた記述が含まれています。ゾメタの将来の売上に関する明示的、暗示的考察もこれにあたります。このような将来を見据えた記述については、既知または未知のリスク、不確実性、その他の要因が内在しており、明示・暗示を問わずゾメタについて予想を踏まえて述べられた将来の結果、成績、成果と実現する結果が相当程度異なることも考えられます。将来の売上についても何ら保証されたものではありません。特にゾメタの販売に関する期待は、多数のリスクによって影響を受けます。例えば、臨床データの追加解析、新たな臨床データ、予期しない臨床試験結果、予期しない行政の決定や遅延あるいは規制、特許やその他の知的財産権の入手もしくは継続維持の可能性、一般的な競合関係、政府・業界・一般社会からの圧力などです。詳細については米国証券取引委員会に提出したForm-20-Fをご参照ください。このように不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる場合があることをご了解ください。本リリースは、現時点で明らかな情勢をもとに発信するものであり、将来における情勢の変化などによりその内容を改訂することはありません。

ノバルティスについて:
ノバルティスは、医薬品とコンシューマーヘルスにおける世界的リーダーです。ノバルティス グループ全体の2005年の売上高は322億米ドル(約3兆5,433億円)で、当期純利益は61億米ドル(約6,755億円)、研究開発費は48億米ドル(約5,330億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約97,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.com

参考文献
1. Zometa Summary Product Characteristics

以上

ノバルティスダイレクト

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