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プレスリリース

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2007年3月30日

報道関係各位

ノバルティス(スイス)が発表しましたリリースの日本語要約をお届けします。

10余年ぶりの新しいクラスの降圧薬であるアリスキレン
「ディオバン®」との併用で相加的な降圧効果を示す

2007年3月26日、バーゼル発--新たに得られた試験結果によると、いずれもノバルティスの循環器系薬剤であるアリスキレン(一般名)と「ディオバン®」(一般名:バルサルタン)との併用療法は、それぞれの単独療法に比べてより優れた降圧作用を示すことが明らかになりました1

さらに、この試験では、アリスキレンと「ディオバン」の併用療法で、それぞれの単独療法に比べ、より多くの患者さんが目標血圧に達したことも明らかになりました1。「ディオバン」はノバルティスの主要製品であり、アリスキレンは今年3月に「Tekturna®」の製品名で米国で承認された薬剤で10余年ぶりの新しいクラスの降圧薬です。

この試験は、これら両剤を併用した場合の有用性を評価するために実施された初の大規模臨床試験であり、1,800名の患者さんが参加しました。試験結果は、米ニューオリンズで開催された第56回米国心臓病学会年次総会で初めて公表されました。

アリスキレンと「ディオバン」を併用した患者さんの半数は、投与8週間後に血圧が目標とする140/90 mmHg(収縮期/拡張期)まで下がり、それぞれの単独投与に比べ、より多くの患者さんが目標血圧に達していました。高血圧を適切にコントロールできないと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる恐れがあります。

アリスキレンと「ディオバン」はレニン・アンジオテンシン系(血圧を調整する主要な機構の一つ)に対して異なるメカニズムで作用します。アリスキレンは高血圧を発症するプロセスの引き金となる酵素であるレニンに作用します。世界で最も処方箋数の多い循環器系薬剤の一つであるアンジオテンシン受容体遮断薬(ARB: angiotensin receptor blocker)の「ディオバン」は、レニン・アンジオテンシン系の下流で血管収縮を引き起こすホルモンを遮断します3

米アラバマ州にあるアラバマ大学バーミンガム校の医学教授であり、血管生物学・高血圧プログラムのディレクターをつとめるスザンヌ・オパリル医学博士(Suzanne Oparil, MD, Director of the Vascular Biology and Hypertension Program and Professor of Medicine at the University of Alabama at Birmingham)は次のように述べています。「この結果は作用メカニズムが異なるアリスキレンと『ディオバン』を併用する価値を示す素晴らしい成績です。降圧効果もさることながら、アリスキレンと『ディオバン』を併用しても単独投与の場合と同様の忍容性を維持したということも重要です」

アリスキレンは米国において、単独または他の降圧薬との併用により高血圧を治療する薬剤として承認されています。6,400名以上の患者さんが参加して行われた広範な臨床試験プログラムにおいて、アリスキレンは24時間にわたり十分な降圧効果を示しました。アリスキレンは1日1回投与の経口剤で150 mgと300 mgの錠剤があり、3月末までに全米の薬局で発売される予定です。

今回学会で発表されたもうひとつの試験は、アリスキレンをラミプリル(ACE阻害薬)と比較したものです。その結果によると、ラミプリル群よりもアリスキレン群において、より多くの患者さんが目標血圧に達したことが明らかになりました(ラミプリル53.1%に対してアリスキレン61.4%)4

世界中で成人の4人に1人が高血圧に罹患しており、70%以上の高血圧患者において血圧が十分にコントロールされていないという現状を考慮すると、新しい降圧薬が早急に必要とされています5。実際、多くの患者が目標血圧を達成するために2剤以上の薬剤を必要としています2,6。高血圧を放置すると、世界的に主要な死亡原因とされている心血管疾患のリスクが高まる恐れがあります6,7

ノバルティス ファーマ社の開発部門責任者であるジェームズ・シャノン医学博士(James Shannon, MD)は次のように述べています。「アリスキレンと『ディオバン』を併用した場合の有用性を示した今回の試験結果により、私たちは非常に勇気づけられました。ノバルティスは高血圧治療薬のポートフォリオを通じて、今後とも高血圧患者さんの血圧コントロールに役立つ治療法を医師の皆さんに提供してまいります」。

アリスキレンについて
2007年3月、アリスキレンは米食品医薬品局(FDA)から単独または他の降圧薬との併用により高血圧を治療する薬剤として承認されました。承認された用量におけるアリスキレンの忍容性は臨床試験全般において良好でした。2006年9月、アリスキレンは欧州連合(EU)の欧州医薬品審査庁(EMEA: European Medicines Agency)に承認申請されました(欧州における製品名:Rasilez®)。アリスキレンはノバルティスがスピーデル社との協力のもとに開発した製品です。

ディオバンについて
現在、「ディオバン」はARB(アンジオテンシン受容体遮断薬)の中で世界最大の処方箋数を誇る薬剤であり、世界100カ国以上で発売されています。ノバルティスは「ディオバン」のような革新的な製品の開発を通じて循環器系薬剤の分野をリードしています。

ノバルティスについて
ノバルティスは、医薬品とコンシューマーヘルスにおける世界的リーダーです。ノバルティス グループ全体の2006年の売上高は370億米ドル(約4兆2,943億円)で、当期純利益は72億米ドル(約8,354億円)、研究開発費は54億米ドル(約6,205億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約101,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。www.novartis.com

以上

参考文献

  1. Oparil S, Yarows S, Patel S, et al. “The Direct Renin Inhibitor Aliskiren in Combination With the Angiotensin Receptor Blocker Valsartan Provides Additional Blood Pressure-Lowering Effects Compared With Either Agent Alone in Patients With Hypertension.” Poster presented at American College of Cardiology 56th Annual Scientific Session, March 2007.
  2. Ong KL, Cheung BMY, Man YB, et al. Prevalence, awareness, treatment, and control of hypertension among United States adults 1999–2004. Hypertension. 2007; 49:69-75.
  3. Diovan Website. http://www.diovan.com/info/about/about_diovan.jsp. Accessed November 28, 2006.
  4. Andersen K, Weinberger M, Egan B, et al. “Aliskiren-Based Therapy Lowers Blood Pressure More Effectively Than Ramipril-Based Therapy in Patients With Hypertension: A 6-Month, Randomized, Double Blind Trial.” Poster presented at American College of Cardiology 56th Annual Scientific Session, March 2007.
  5. Rosamond W, Flegal K, Friday G, et al. for the American Heart Association Statistics Committee and Stroke Statistics Subcommittee. Heart disease and stroke statistics—2007 update. A report from the American Heart Association Statistics Committee and Stroke Subcommittee. Circulation. 2007:115.
  6. Chobanian AV, Bakris GL, Black HR, et al. and the National High Blood Pressure Education Program Coordinating Committee. The seventh report of the Joint National Committee on prevention, detection, evaluation, and treatment of high blood pressure. Hypertension. 2003; 42:1206-1252.
  7. World Health Organization. “Main causes of death and global burden of disease (DALYs), world, all ages, projections for 2005.” Available at: http://www.who.int/whosis/highlight05.png
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