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2007年5月22日

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

«ニコチン依存症の保険適用後1年間の喫煙・禁煙事情»
禁煙挑戦者の「禁煙外来」受診率は、わずか3.6%

ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:馬場宣行)は、2007年3月から4月にかけて、全国の「直近1年間に禁煙を考えた喫煙者」3,889名※を対象にアンケート調査を実施しましたので、その結果についてお知らせいたします。

2006年4月に「ニコチン依存症管理料」が保険適用となって以降、「ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)」薬価収載(6月)、「タバコ増税」実施(7月)と国内における喫煙・禁煙環境は大きく変化しています。そのような状況のなか、ノバルティス ファーマは、ニコチン依存症管理料の保険適用後1年間の禁煙事情、特に「禁煙挑戦者のうち、どのくらい医療機関(禁煙外来)を受診したか?」「ニコチン依存症(Nicotine Dependence:以下、ND)はどの程度、認知されているか?」などを明らかにするため、インターネットによるアンケート調査を実施いたしました。
※Yahoo!リサーチモニター78,321名より、保険適用後の2006年4月~2007年3月の1年間に禁煙を考えた喫煙者3,889名(うち、禁煙挑戦者は2,724名)を抽出。【添付資料1,2】

1. 禁煙方法は、昔ながらの「気合とガマン」、「水を飲む・ガムを噛む」が多数
禁煙挑戦者(2,724名)の禁煙方法を調査(複数回答可)したところ、「気合とガマン」(57.8% 1,575名)が最も多く、「水を飲む・ガムを噛むなどして気を紛らわす」(42.3% 1,151名)が続いています。一方、「ニコチンガムを噛む」(13.6% 371名)、「ニコチンパッチを貼る」(5.9% 160名)などのニコチン製剤による治療法(ニコチン置換療法)は総じて低率でした。【同3】

2. 「タバコが止められないのは、病気(ニコチン依存症(ND))」という認知は13.1%と低い
直近1年間に禁煙を考えた喫煙者(3,889名)の75.6%(2,941名)は「ニコチン依存症を知っている」と答えましたが、その一方で、「タバコをやめられないのは、ニコチン依存症(病気)」ということを「よく知っている」と答えた人は13.1%(509名)のみで、40.7%(1,583名)の人は「まったく知らなかった」と答えています。【同4】

3. 「医療機関で禁煙治療できる」という認知は、未だ少数派
禁煙挑戦者(2,724名)に禁煙の成功要因を聞いたところ、「意志の強さ」が70.3%(1,916名)と最も高く、血中ニコチン濃度の低下による禁断(離脱)症状を禁煙補助薬によって緩和する「禁断症状のコントロール」は25.3%(688名)に留まっています。この結果からも、タバコが止められないNDは「禁煙外来で治療できる」という認知は、さほど広がっていないといえます。【同5】

4. 禁煙外来を「よく知っている」人は17.5%、「直近1年間に受診した」はわずか3.6%
直近1年間に禁煙を考えた喫煙者(3,889名)のうち、「禁煙は医療機関(以下:禁煙外来)で治療してもらえることをよく知っている」と回答したのは17.5%(682名)でした。なお、「禁煙外来」の内容について質問したところ、「何も(ひとつも)知らない」と答えた人が最も多く(39.1% 1,522名)、次いで「薬物療法としてニコチンパッチが処方される」(34.5% 1,343名)、「健康保険が適用される」(32.9% 1,280名)となりました。【同6】 また、直近1年間の禁煙挑戦者(2,724名)のうち、「禁煙外来を実際に受診した」との回答は3.6%(99名)に留まりました。【同3】

なお、今回の調査では、禁煙外来の実情を可能な限り明らかにするため、3,889名のうち、詳細なデータを収集することができた直近1年間の禁煙外来受診者86名と非受診者2,140名の計2,226名を対象として、さらに詳しい分析を実施しました。

5. 禁煙外来受診者は「多く」、「長く」吸う傾向あり
直近1年間の禁煙外来受診者(86名)と非受診者(2,140名)のプロフィールを解析したところ、受診者は非受診者と比較して、「1日あたり喫煙本数」は多く(26.7本:19.1本)、「喫煙年数」は長い(20.2年:16.7年)ことが明らかになりました。なお、禁煙外来受診者(86名)のうち、「保険適用」による治療を受けたのは82.6%(71名)でした。【同7,8】

6. 禁煙外来受診理由は、「真剣に禁煙したい」、「自分の意志だけではムリ」など
禁煙外来受診理由として多かったのは、「自分の意志だけでは禁煙できないと思ったから」(77.9% 67名)、「真剣にたばこを止めたいと思ったから」(59.3% 51名)でした。なお、禁煙外来受診者のうち「現在、まったく喫煙していない」と答えた人は46.5%(40名)で、「時々喫煙している」は22.1%(19名)、「喫煙を再開している」は31.4%(27名)となりました。【同9,11】

7. 禁煙外来受診者の多くは、禁煙外来の有用性を実感し、他人にも推奨したい
禁煙外来について「通院の手間や面倒を感じた」(55.8% 48名)という回答がある一方、「医師や看護師の説明が親切で分かりやすい」(84.9% 73名)、「薬の効果を実感・体感することができた」(83.7% 72名)、「他の禁煙したい人にも薦めたい」(72.1% 62名)と、その内容を高く評価している例も多くみられました。【同14】

本調査に対する専門医のコメント
社団法人 日本循環器学会 禁煙推進委員会 委員長 藤原 久義 先生は「ニコチン依存症(ND)は保険適用から1年が経過しましたが、NDが病気であることや、禁煙外来の具体的な内容、しいては禁煙のために病院に行くことの一般の認知がまだまだ低いことが確認されました。一方で、禁煙外来を受診した人は、禁煙外来について高い評価をしていることは明るいニュースです。2005年末、9医学会合同の『禁煙ガイドライン』を発表しましたが、今後も『タバコがやめられないNDは治療が必要な病気』であることを、多くの医療従事者、患者さん、一般の方々に浸透させていきたい」と述べられています。

ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2006年の売上高は370億米ドル(約4兆2,943億円)で、当期純利益は72億米ドル(約8,354億円)、研究開発費は54億米ドル(約6,205億円)でした。スイス・バーゼルに本拠を置くノバルティスは、約101,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。http://www.novartis.co.jp/

以上

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