プレスリリース

2007年11月6日

報道関係各位

アクロメガリー広報センター

11月12日から11月18日は「糖尿病週間」

アクロメガリー広報センター調べ

糖尿病患者さんにおけるインターネット意識調査
他の疾患が原因で起こる「二次性糖尿病」に対する理解が低いことが明らかに
血糖値のコントロール不良で悩んでいる方は、まずは医師に相談を

アクロメガリー広報センター(主催:ノバルティス ファーマ株式会社)は、35歳以上65歳未満の糖尿病患者さん 男女1,020人を対象に、インターネットによる二次性糖尿病への理解に関する意識調査を実施しました。二次性糖尿病は、アクロメガリー(先端巨大症)や慢性肝炎・肝硬変など、他の病気の合併症として発症する疾患です。

今回の調査で、糖尿病の患者さんに血糖値のコントロール状況について聞いたところ、全体の20.8%が血糖値のコントロールが「あまり良好でない」「良好でない」と回答しました(表1)。そのうち65.1%が「症状が改善される可能性があるなら原因を調べてみたい」と考えていることも分かりました(表3)。血糖値コントロールに悩んでいる糖尿病患者さんは、改めて自分の糖尿病の原因を突き止めたいと望んでいる状況が伺える結果となりましたが、そうした患者さんのうち、二次性糖尿病の存在について理解しているという回答は8.5%(表2)にとどまり、二次性糖尿病に対しての理解は低いという結果となりました。

当広報センターでは、糖尿病の潜在的な原因のひとつにアクロメガリーがあることを知っていただくために今回の調査を実施しました。糖尿病患者さんにおけるアクロメガリーの認知度は17.1%(表4)にとどまりました。

内分泌の専門家であり、アクロメガリーの治療にあたっている、独立行政法人国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター長の島津 章先生は、この結果をふまえ、「糖尿病は他の病気の合併症で発症することがあります。血糖値のコントロールがうまくいかない患者さんは、二次性糖尿病の可能性も疑ってみる必要があります。アクロメガリーという希少疾病の場合、患者さんの3分の1は糖尿病を併発し、全体の3分の2は血糖値に何らかの異常があることが知られています。最近指輪や靴がきつくなった、ものが見えづらくなったなど、アクロメガリーのいくつかの症状に当てはまる場合には、アクロメガリーの可能性も考えられます。検査は簡便で、血液検査で成長ホルモン(GH)とIGF-1という項目を測定すればおおよそ診断ができます。まずは、かかりつけ医師に相談をしてみることをおすすめいたします」とコメントしています。

アクロメガリーは脳下垂体にできた腫瘍から成長ホルモン(GH)が過剰に分泌されることによって起こり、顔貌の変化や手足の肥大を引き起こす病気です。症状が少しずつ進行し自覚しにくいため、発見までに平均9年もの歳月を要しているのが現状です。アクロメガリーの症状に苦しむ患者さんのQOL向上のためにも早期発見が必要です。ノバルティス ファーマ株式会社は、アクロメガリー広報センターの活動を通じて、これからも潜在患者さんおよび医療関係者に対して、積極的にアクロメガリーに関する情報発信を実施していきます。

*糖尿病は、原因によって4つのタイプに分類されます

  • インスリンを作る細胞が破壊され、体の中のインスリン量が絶対的に足りなくなって起こるタイプ(1型糖尿病)
  • 食事や運動など、生活習慣が原因の糖尿病で日本人の糖尿病の90%以上を占める(2型糖尿病)
  • 妊娠がきっかけで起こる糖尿病。多くの場合は出産後に改善(妊娠糖尿病)
  • 遺伝子の異常やほかの病気が原因となって引き起こされる糖尿病(二次性糖尿病はこの中に含まれます)

<調査概要>

調査時期:
2007年10月
調査方法:
インターネット
調査対象:
糖尿病治療中の患者さん 男女1,020名(男女各510名/35歳〜64歳までを5歳ごとに6区分 各85名)

<血糖値のコントロール状況>

血糖値のコントロールが「あまり良好でない」「良好でない」との回答は2割

糖尿病患者さん1,020人に血糖値のコントロール状況を調査したところ、血糖値のコントロールの状況が「良好である」(15.9%、162人)、「やや良好である」(37.5%、382人)という回答は全体の53.4%(544人)と半数を占める一方、「あまり良好でない」(17.2%、175人)、「良好でない」(3.6%、37人)という回答は全体の20.8%(212人)でした。<表1>

血糖値のコントロールが「あまり良好でない」、「良好でない」と回答した人のうち、二次性糖尿病を「聞いたことがあり、内容まで理解している」という回答は、8.5%(18人)にとどまりました。血糖値のコントロール不良の原因には、二次性糖尿病が潜む場合がありますが、二次性糖尿病の認知度は非常に低い結果となりました。<表2>

<表1>:血糖値のコントロールの状況を教えてください。(n=1020)

<表1>:血糖値のコントロールの状況を教えてください。(n=1020)

<表2>:血糖値コントロールの状況が「あまり良好でない」「良好でない」と回答した方に伺います、
二次性糖尿病についてご存知ですか。(n=212)

<表2>:血糖値コントロールの状況が「あまり良好でない」「良好でない」と回答した方に伺います、二次性糖尿病についてご存知ですか。(n=212)

<糖尿病の原因を調べたいという意欲>

血糖値のコントロールが「あまり良好でない」「良好でない」という患者さんの半数以上は
「糖尿病の原因を調べてみたい」という意欲があることが明らかに

血糖値のコントロール状況を調査して血糖値のコントロールが「あまり良好でない」、「良好でない」と回答した212人に、さらに糖尿病の原因を調べてみたいという意欲を調査したところ、「症状が改善される可能性があるなら原因を調べてみたい」と回答したのは65.1%(138人)、「治療環境が改善される可能性があるなら原因を調べてみたい」と回答した人は54.7%(116人)となり、半数以上が糖尿病の原因を調べたいという意欲があることがわかりました。<表3>

<表3>:血糖値コントロールの状況が、「あまり良好でない」「良好でない」と回答した方に伺います、
改めてご自身の糖尿病の原因について知りたい、調べたいと思うときがありますか。(n=212)

<表3>:血糖値コントロールの状況が、「あまり良好でない」「良好でない」と回答した方に伺います、改めてご自身の糖尿病の原因について知りたい、調べたいと思うときがありますか。(n=212)

<糖尿病を合併する病気の認知度>

慢性肝炎・肝硬変、バセドウ病、慢性膵炎の認知は半数以上
しかし、アクロメガリーの認知はわずか17.1%

二次性糖尿病の原因となることを知っているか否かにかかわらず、病気自体の認知度が最も高かったのが「慢性肝炎・肝硬変」の68.9%でした。以下、「バセドウ病」は56.5%、「慢性膵炎」は53%という回答でした。

アクロメガリーの認知度は17.1%にとどまりました。病気自体の認知度が最も低かったのは「クッシング症候群」の14.7%でした。<表4>

<表4>:あなたは糖尿病を合併する下記の病気をご存知ですか。それぞれについてお答えください。(n=1020)

<表3>:血糖値コントロールの状況が、「あまり良好でない」「良好でない」と回答した方に伺います、改めてご自身の糖尿病の原因について知りたい、調べたいと思うときがありますか。(n=212)

<二次性糖尿病に対する理解度>

二次性糖尿病を理解している人は、糖尿病患者さんのわずか1割にとどまる
糖尿病患者さんには二次性糖尿病についての正確な情報が必要

血糖値の変動やコントロールを意識しているか否かに関わらず糖尿病を合併症として引き起こす二次性糖尿病を「聞いたことがあり、内容まで理解している」という回答は、全体でも10.4%(106人)にとどまりました。<表5>

糖尿病の原因が他の病気の合併症である場合には、その病気を治療することで糖尿病が治癒、改善する場合があります。二次性糖尿病についての正しい理解が糖尿病の症状を改善する可能性があることを広く伝えることの重要性が明らかとなりました。

<表5>:二次性糖尿病をご存知ですか。(n=1020)

<表5>:二次性糖尿病をご存知ですか。(n=1020)

<血糖値の変動やコントロール状況に対する意識>

糖尿病患者さんの血糖値の変動やコントロールの意識は非常に高い
しかしながら、二次性糖尿病に対しての理解は低い

血糖値の変動やコントロールを「非常に意識している」(25.8%、263人)、「意識している」(55.6%、567人)という回答は全体の81.4%(830人)に達し、糖尿病患者さんの血糖値コントロールに対する意識が非常に高いことが明らかとなりました。<表6>

血糖値の変動やコントロールを「非常に意識している」と回答した人で、二次性糖尿病を「聞いたことがあり、内容まで理解している」という回答は14.8%(39人)、「意識している」と回答した人で、9.3%(53人)でした。日頃の血糖値の変動やコントロールの意識は高いのに対し、二次性糖尿病の理解は非常に低い結果となりました。

<表6>:血糖値の変動やコントロール状況を意識していますか。(n=1020)

<表6>:血糖値の変動やコントロール状況を意識していますか。(n=1020)



アクロメガリー広報センターについて

目的:
アクロメガリーの早期発見、早期治療の促進
アクロメガリーに罹患している患者さんのQOLの向上
顧問:
日本医科大学大学院医学研究科長 同脳神経外科主任教授 寺本 明 先生
独立行政法人国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター長 島津 章 先生
山王クリニック院長 日本医科大学脳神経外科 非常勤講師 山王 直子 先生
主な活動:
潜在患者さん向けの小冊子や一次診療医師向けの小冊子を作成・無料配布、
ホームページ開設、各種学会や団体の市民フォーラムやセミナーへの参加など
主催:
ノバルティス ファーマ株式会社
運営:
アクロメガリー広報センター
東京都渋谷区渋谷2-12-19東建インターナショナルビル10F
株式会社プラップ ジャパン内 http://www.acromegaly-center.jp/

アクロメガリーに関する一般の方からのお問合せ先:http://www.acromegaly-center.jp/

ノバルティス ファーマ株式会社について

ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2010年の売上高は506億米ドル、研究開発費は91億米ドル(減損・償却費用を除くと81億米ドル)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約121,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.co.jp/



<この件に関する報道関係の方からのお問合せ先>
アクロメガリー広報センター
株式会社プラップ ジャパン内 担当:池田、和泉、前田
Tel:03-3486-7997 / Fax:03-3486-7502

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