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2008年10月29日
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
ノバルティス バイオキャンプ2008 国際大会 香港で開催
20カ国55名の若手バイオ研究者がバイオビジネス起業アイデアを競う
ノバルティス バイオテクノロジーリーダーシップキャンプ(バイオキャンプ)2008国際大会(Novartis International Biotechnology Leadership Camp 2008)が10月24日~27日の4日間、香港サイエンス&テクノロジーパーク(香港)で開催されました。アジアを中心とした20カ国から選ばれた55名の若手研究者が参加し、著名な科学者や成功したバイオ起業家の基調講演を通じて最新のバイオテクノロジーの知識を得ると同時に、参加学生がグループに分かれてバイオ起業アイデアを討議して国際交流を経験しました。ワークショップでの起業アイデアは最終日にチーム発表を実施して優勝チームを決定しました。
バイオキャンプは、グローバルキャリアを志向する理系若手研究者の能力開発を支援し、世界のバイオ産業の発展を促進することを目的としています。バイオキャンプの国際大会は、ノバルティスが台湾で開催して以来、今年で4回目となります。国際大会の前に各国で国内大会を実施し、その優勝者が国際大会に出場する権利を獲得します。
香港大会は、ノバルティス香港(Novartis Pharmaceuticals HK Ltd)、香港中文大学薬学部( the School of Pharmacy of the Chinese University of Hong Kong)、および香港サイエンス&テクノロジーパーク(the Hong Kong Science and Technology Park)の共催です。香港中文大学薬学部Vincent H.Lee教授は、開会式で「参加者の皆さんは、チームワークのシナジー効果、共同作業、知識交流の喜び、また、文化背景の異なるチームメイトとの一体感を高めながら、チームのゴールに向けた絶え間ないコミュニケーションを経験する貴重な機会となるでしょう。今後のバイオテクノロジー分野の発展を目指し、この機会を大いに楽しみましょう。」と語り、参加者を激励しました。
日本からは、京都大学 左海知里さん、東京大学 Toh Gaik Thengさん、東京大学 中村正樹さんの3名が参加しました。このうち東京大学の留学生、Toh Gaik Thengさんは日本代表者として初めて、第二位の個人賞を獲得しました。個人賞はリーダーシップ、協調性、創造性、分析力、コミュニケーション能力などを評価軸として審査されるもので、最優秀賞は今回初めて参加したエジプトの代表、Mai Rostomさんに授与され、第三位にはこれも今回初めて参加したロシアの代表、Alexey Shaytanさんが選ばれました。日本から参加した3名は、去る8月29日・30日の2日間、財団法人ノバルティス科学振興財団(理事長 金子章道)、ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長 三谷宏幸)の共催により東京都港区で開催された国内大会で選出されました。
バイオキャンプ国際大会は、2005年、台湾での開始を皮切りに、2006年シンガポール、2007年東京で開催され、本年香港で開催されたものです。日本からも毎年将来有望な学生や若手研究者が参加しており、バイオテクノロジーを専攻する大学院、ポスドク研究者の国際交流イベントとして、アジア諸国を中心に定着しつつあります。
◇バイオキャンプ2008国際大会
バイオキャンプ2008国際大会の参加者55名の国籍は、イスラエル、インド、インドネシア、エジプト、韓国、シンガポール、スロベニア、タイ、台湾、中国、ドイツ、トルコ、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、香港、マレーシア、メキシコ、ロシア、および日本の20カ国です。
55名の参加者が10のグループに分かれてバイオビジネス起業プランを討議するワークショップでは、最終日の27日にグループ発表を行い、10名の審査員と参加者投票によって、2組の優秀グループ賞が選ばれました。
受賞したグループの起業内容は『がん遺伝子を抑制するRNAをナノ粒子で包み込んだ慢性骨髄性白血病薬の開発』と、『患者さんの幹細胞を使用して、パーキンソン病治療のための神経細胞を製造する』というものでした。参加した日本代表の若手研究者、左海知里(京都大学大学院)さんは、国際大会について次のように語っています。『私は、大学院でサイエンスコミュニケーションを専攻しているのですが、科学者は、もっと外に出ていくべきだと思います。国際大会では、レベルの高い若手研究者が世界中から集まり、お互いに良い刺激を受けたと思います。日本では経験できない貴重な体験ができ、参加できて本当によかったです』。
日本代表として初めて個人賞を受賞したTohさん(東京大学)は、『今回のバイオキャンプに参加したことで、リーダーシップやネットワークを構築することができ、研究職しか経験してこなかった自分にとって、新しいキャリアの可能性を広げられるきっかけになりました』とのコメントを述べました。
また、ノバルティスAG取締役会メンバーMarjorie Yangは、バイオキャンプについて、次のように述べています。『バイオキャンプは、科学教育分野における優秀な人材と、研究開発におけるイノベーションを支援するノバルティスの活動の一例であり、ノバルティスの64億米ドルに達する研究開発投資の一環として、このプログラムは、世界のバイオテクノロジー産業と各国の有力大学の優秀な学生とを結び付け、最新の知識と思考の国際交流を通じて、世界のひとびとのアンメットニーズに対応する新薬開発を持続的に発展させるのに必要な、若い研究者の能力・キャリア開発に貢献するものです。』
ノバルティスは、今後もバイオキャンプの開催を継続し、理系学生の育成を積極的に支援し、バイオ産業の振興に貢献していきたいと考えています。

【財団法人 ノバルティス科学振興財団について】
財団法人 ノバルティス科学振興財団は、自然科学における創造的な研究に対する援助・支援を行い、自然科学研究の振興をはかり、学術の発展に寄与することを目的として、日本に設立された特定公益増進法人です。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartisfound.or.jp/
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティスは、約98,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品を販売しています。2007年の売上高は381億米ドル(約4兆4,925億円)で、当期純利益は65億米ドル(約7,717億円)、研究開発費は64億米ドル(約7,552億円)です。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.co.jp/
以上