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2008年11月20日
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
世界15カ国での「心臓の健康」に関する実態・意識国際比較調査
「あなたの数値、知っていますか?」
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、世界高血圧学会の一員である世界高血圧連盟*とノバルティス社(本社:スイス、バーゼル)が共同で実施した世界最大規模の心臓の健康に関する実態・意識調査「Do you know your numbers? (あなたの数値、知っていますか?)*」の結果を、このたび発表しました。
この調査は、各国における心臓の健康への関心度や健康維持への実態とともに、心臓疾患の3大リスク要因である高血圧、高血糖、高コレステロールの診断に用いられるそれぞれの数値(血圧値、血糖値、コレステロール値:以下、3項目)に関する測定実態や自分の数値に対する認識度、そして治療の実態を明らかにするために行われました。今回の調査は、日本を含む世界15カ国7,580名(40歳以上の男女)を対象に行われたもので、心臓の健康や心臓疾患への3大リスク要因(血圧、血糖、コレステロール)に対する意識を国際比較したものとしては最大規模のものです。
今回の調査によると、全調査対象国15カ国平均で、過去1年間に血圧値、血糖値、コレステロール値の3項目を測定したと答えた方は、それぞれ79%、64%、61%でした。これらの日本の数字を見てみると、それぞれ85%、77%、78%となり、これらの測定実施率は15カ国平均を上回っています。中でも、血糖値ならびにコレステロール値の測定実施率は調査対象国の中で最も高いという結果となり、定期的な健診の普及と意識の高さが伺えました。
一方で、これらの自分の数値を知っていると答えた日本での割合と15カ国平均を比較してみると、血圧値を知っていると答えた日本の割合は97%と15カ国平均(91%)を上回り、米国、ドイツなどと並んで第1位でしたが、血糖値、コレステロール値については低いという結果となっています。血糖値を知っていると答えた割合は15カ国中11位、コレステロール値に関しては9位でした。さらに、これら3項目の正常値を知っていると答えた方についても同様で、日本で血圧の正常値を知っていると答えた人は80%でしたが、血糖値は37%、コレステロール値については36%と、非常に低い割合となりました。
これらのことから、日本人の血圧値に関する高い意識が示唆されますが、血圧値が高いと回答した人の2人に1人は投薬治療を行っていないという結果も出ています。また、79%の日本人が高血圧を心臓病のリスクファクターの1つと認識しているなど、高血圧への危機感もあることが示されている一方で、生活習慣病を回避する自主的な努力として欠かせない健康的な食生活と、心臓病のリスクを軽減するといわれている1日に20分程度の適度な運動においても、血圧が高いと感じていても取り組んでいないことが明らかになりました。これらの値は、他の調査対象国と比較しても低い値を示しており、大いに改善の余地があるのではないか、ということも示されました。
世界高血圧連盟の加盟団体である日本高血圧協会の荒川規矩男理事長は、『血圧に対する認識が高く血圧が高いと感じていても生活習慣の改善や適切な治療を行っていない人が多いという今回の調査結果は、高血圧の真の怖さを自分のこととして認識している人が少ないことを物語っています。血圧値などの自分の数値を知るだけでは余り意味がありません。血圧が少しでも高い場合は医師に相談し、正しい指導を受けてほしいと思います。そうすることで脳卒中や心筋梗塞の発症を回避することができるでしょう。日本高血圧協会も、昨年から実施している高血圧啓発キャンペーン「ウデをまくろう、ニッポン!」などを通じて、一般市民に対する啓発活動を行っていますが、今後は高血圧に対する認識を高めることのみならず、受診や生活習慣の改善を促す取り組みにも力を入れていきたいと思っています』と語っています。
今回の調査によって、主に以下のことが明らかになりました。
日本人は、過去1年間での血糖値とコレステロール値それぞれの測定実施率は、15カ国中1位。血圧測定実施率は15カ国中5位。<添付資料 表1>
日本人は自分の血圧値は知っているが、血糖やコレステロールの値を知っている人は少ない。<添付資料 表2>
日本では、3割の人が自分のコレステロール値が正常よりも高いと感じており、その割合は血圧や血糖値に関するものよりも多い。<添付資料 表3>
血圧の正常値に関する認知度は中国が15カ国中1位。日本では血圧に関する認知度は高いが、血糖、コレステロールに関しては、他国と比較をしても低い。<添付資料 表4>
日本では、薬物治療を行っている人の割合が、全ての3項目において、他の調査対象国と比較して低い。特に血圧値が高いと感じている人の中での治療状況は15カ国中最も低く、2人に1人は薬物治療をしていない。<添付資料 表5>
日本人は心筋梗塞よりも脳卒中に対する懸念が非常に高い。糖尿病や腎疾患への懸念は世界的に低い傾向。<添付資料 表6>
世界的に心臓病のリスクファクターに対する認識は高く、高血圧、高血糖、高コレステロールの中では、高血圧へのリスクファクターとしての認識が最も高い。<添付資料 表7>
日本人の5人に4人は偏った食生活をしていると自覚しており、各国との比較でも先進諸国(G7諸国)の方が健康的な食習慣をしていると感じている人が少ない。さらに、血圧が高いと感じている人の食生活は特に偏りがある。<添付資料 表8>
日本人で適度な運動を定期的に行っているのは3人に1人。15カ国平均とほぼ同等の結果だが、必ずしも高い数値ではない。<添付資料 表9>
*心臓の健康に関する実態・意識国際比較調査 “Do Know Your Numbers?”とは
“Do you know your numbers? (あなたの数値を知っていますか?)”は世界高血圧連盟(World Hypertension League)とノバルティス社が共同で実施した最大規模の心臓の健康に関する調査です。今年(2008年)4月から5月にかけ、世界15カ国(ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、ロシア、南アフリカ、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカ)にて40歳以上の男女7,580名をランダム(無作為)に抽出し、電話および面接調査を実施しました。
*「世界高血圧連盟」とは
世界高血圧連盟(The World Hypertension League: WHL)とは、同じ目標を持つ連盟、団体、国家機関の団体です。WHLはメンバー団体と連携し、団体間での情報交換を促し、血圧コントロールに関する方法やプログラムを国際的に提供することを目的としています。血圧コントロールに尽力している団体の連携を促し、刺激を与えることがWHLの目標であり、存在意義でもあります。WHLは世界高血圧学会(International Society of Hypertension: ISH)の一員であり、世界保健機関(World Health Organization: WHO)と公的な関係を結んでいます。
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2007年の売上高は381億米ドル(約4兆4,925億円)で、当期純利益は65億米ドル(約7,717億円)、研究開発費は64億米ドル(約7,552億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約98,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.co.jp/