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2009年1月21日
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
加齢黄斑変性症治療剤「ルセンティス®硝子体内注射液2.3mg/0.23mL」
の製造販売承認を取得
- 初めて視力改善効果がみられた滲出型加齢黄斑変性症の治療薬 -
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、本日(1月21日)、
「ルセンティス」の適応症となるAMDは、滲出型と呼ばれるタイプで、視力を司る重要な部位である網膜の黄斑部に脈絡膜新生血管(CNV)という異常な血管が発生します。この異常な血管は正常な血管と異なり脆弱なため、出血や血液成分の漏出を起こしやすく、その結果として網膜組織を瘢痕化させ、黄斑部の網膜を破壊します。特に黄斑部の中心(中心窩下)にこの異常な血管が発生又は伸展すると、視野中心部の視力(中心視力)が急激に低下します。
「ルセンティス」は、遺伝子組換え技術により創製された抗VEGF*1ヒト化モノクローナル抗体Fab断片*2で、滲出型AMDにおけるCNVの発生に関与するVEGFと複合体を形成することにより、VEGFの作用を抑制し、新生血管の発生並びに伸展を抑制します。
「ルセンティス」は、国内外の臨床試験において、滲出型AMDの患者さんにおいて視力の改善効果が確認された初めての薬剤です1,2。既存の治療薬では、滲出型AMDの患者さんの視力低下を遅くすることはできましたが、視力低下は止められませんでした。また、その効果発現は速く、初回投与3日後から視力の有意な改善が認められました。
国内で実施された臨床試験において、88例中21例(23.9%)に副作用が(臨床検査値異常を含む)認められました。主な副作用は、眼圧上昇8 例(9.1%)、視力低下3 例(3.4%)、眼痛3 例(3.4%)、網膜出血2 例(2.3%)、一過性視力低下2 例(2.3%)でした。
AMDは、諸外国では50歳以上の人々の中途失明の主要な原因の一つとなっている疾患であり、日本においても、人口の高齢化、生活習慣の欧米化などによって、患者数の増加が指摘されています。AMDによる失明*3は、文字を読んだり、ものや人の顔を見分けたりといった、日常の行動を著しく制限し、クオリティ オブ ライフ(QOL)を大きく低下させます。
大阪大学医学部眼科学教室 教授 田野保雄先生は次のように述べています。「これまでのAMDの治療では、新生血管の伸展を止めることしかできませんでしたが、臨床試験の結果、ルセンティスには視力を改善する効果が見込めることが明らかになりました。このような抗VEGF抗体薬の登場によって、治療が劇的に変わる可能性がありますが、その一方で、滲出型AMDに対する患者さんの認知度はあまり高くありません。是非、患者さんやご家族のみなさんに、滲出型AMDや最新の治療法について知っていただき、ルセンティスの恩恵を受けていただけるよう願っています」。
ルセンティスは、米国で2006年6月に上市されて以来、現在、世界77ヵ国で承認されています。

| 〔正常な方の見え方〕 | 〔中心視力が失われた状態での見え方のイメージ〕 |
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参考文献
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる場合があることをご了解下さい。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照下さい。
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティスは、約98,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品を販売しています。2007年の売上高は381億米ドル(約4兆4,925億円)で、当期純利益は65億米ドル(約7,717億円)、研究開発費は64億米ドル(約7,552億円)です。詳細はインターネットをご覧下さい。
http://www.novartis.co.jp/
以上
参考資料
