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2009年3月23日
報道関係各位
ノバルティス(スイス)が発表しましたリリースの日本語訳(要約)をご参考までにお届けします。
「グリベック®」が消化管間質腫瘍(GIST)手術後の再発リスクを
大幅に抑制することが
「The Lancet(ランセット誌)」に掲載
2009年3月18日、バーゼル発 — 「グリベック®」(一般名:イマチニブメシル酸塩)を、KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍(GIST)の外科切除後に服用した場合、プラセボと比較して、再発率を大幅に抑制するというデータが、世界的に権威のある医学論文誌The Lancet(「ランセット」誌)最新号*に掲載されました。
The Lancetに掲載された第III相試験は、アメリカ外科学会オンコロジーグループ(ACOSOG)が中心となって実施し、700名以上のGIST患者さんの術後補助療法(アジュバント療法)について検討したものです。この試験では、「グリベック」を1日400 mg服用した患者さんの98%で、術後1年間の再発が見られなかったことが分かりました。また、「グリベック」は安全で忍容性が高く、重度の有害事象の発現率が低いことも明らかとなりました1。
GISTは、通常消化管から発生する粘膜下腫瘍のひとつです。外科切除後も、2人に1人の患者さんが中央値で2年以内2に再発する可能性があります3。
ニューヨークにあるメモリアル・スローン・ケタリング・キャンサーセンターのロナルド・デマテオ医師(Ronald DeMatteo, MD, Memorial Sloan-Kettering Cancer Center)は次のように述べています。「初発GISTに対する外科切除後の標準治療は、放射線治療を含む経過観察でした。何故なら、標準化学療法薬がこの疾患には無効だったからです。このため、再発がしばしば見られていました。The Lancetに掲載されたように、外科切除後に「グリベック」を投与することで、再発を遅らせ、また一部の患者さんでは再発を防ぐ可能性があります」。
試験の詳細
この試験は、米国とカナダで行われた二重盲検・無作為化・多施設協同の試験で、外科切除の手術を受けたGIST患者さん713名を対象とし、1年間「グリベック」400 mg/日の投与を受けた群またはプラセボ投与群のGIST患者さんの無再発生存率(RFS)を比較したものです。術後1年間の無再発生存率は、プラセボ群の患者さんの約83%に対し、「グリベック」投与群の患者さんでは98%でした(P<0.0001)1。
「グリベック」はほとんどの患者さんで忍容性が高く、副作用は、悪心、下痢、および浮腫など、過去の臨床試験と同様でした1。
消化管間質腫瘍(GIST)について
消化管間質腫瘍(GIST)は、通常は消化管から発生する軟部肉腫3と呼ばれる粘膜下腫瘍の一種であり、もっとも多い発生部位は胃、ついで小腸です3。EUでは推定で年間5,000例以上が5, 6新規に発症するとされ、そのうち約95%がKIT陽性です3。外科切除後の再発までの期間は約2年3です。KITはCD117としても知られており、変異すると、GIST発症の主因の1つになることが確認されている蛋白質です。「グリベック」はKITを含む数種のタンパクの活性を阻害します3。
以上
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる場合があることをご了解下さい。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照下さい。
ノバルティスについて
ノバルティスは、ヘルスケアにおける世界的リーダーです。革新的な新薬、高品質かつ安価なジェネリック医薬品、予防のためのワクチン・診断関連事業、そしてコンシューマー向けの一般用医薬品、コンタクトレンズ、動物用医薬品など、幅広い分野の製品を提供しています。ノバルティス グループ全体の2008年の売上高は415億米ドル、純利益は82億ドル、研究開発費は72億米ドルでした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約96,700人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.com
参考文献: