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2001年7月
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| 免疫抑制剤 (カルシニューリンインヒビター) 劇薬、指定医薬品、要指示医薬品 (注意−医師等の処方せん・指示により使用すること) ![]() シクロスポリン製剤 |
免疫抑制剤 (カルシニューリンインヒビター) 劇薬、指定医薬品、要指示医薬品 (注意−医師等の処方せん・指示により使用すること) ![]() シクロスポリンカプセル |
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| 免疫抑制剤 (カルシニューリンインヒビター) 劇薬、指定医薬品、要指示医薬品 (注意−医師等の処方せん・指示により使用すること) ![]() シクロスポリン液 |
免疫抑制剤 (カルシニューリンインヒビター) 劇薬、指定医薬品、要指示医薬品 (注意−医師等の処方せん・指示により使用すること) ![]() シクロスポリン注射液 |
| 改訂後(2001年6月改訂) | 改訂前 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 〔下線部( )追記〕 |
| 改訂後(2001年6月改訂) | 改訂前 | ||||||||||||||||||||
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| 〔下線部( )追記〕 |
| 改訂後(2001年6月改訂) | 改訂前 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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〔下線部( )改訂、イタリック部分削除〕
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| ◇改訂理由 (効能追加承認 平成13年6月20日付、事務連絡 平成13年5月31日付及び自主改訂) |
| 「心移植における拒絶反応の抑制」の効能追加承認に伴い、「警告」、「用法及び用量に関連する使用上の注意」、「4.副作用」の項への追記及び「1.慎重投与」、「7.小児等への投与」の項の記載整備を行いました。 また、厚生労働省医薬局安全対策課事務連絡に基づき「2.重要な基本的注意」及び「4.副作用(1)重大な副作用」の項への追記、ならびに自主改訂により「3.相互作用(2)併用注意」、「4.副作用(2)その他の副作用」、「9.適用上の注意」(注射液のみ)及び「10.その他の注意」の項の改訂を行いました。 |
| 1. | 「2.重要な基本的注意」の項から「警告」の項への移行及び記載整備:効能追加に伴う改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 臓器移植における免疫抑制剤の投与は、免疫抑制療法及び拒絶反応の治療に高度な知識と十分な経験を持った医師のもとで行われる必要があるため、従来「2.重要な基本的注意」の項に“臓器移植における本剤の投与は免疫抑制療法及び移植患者の管理に精通している医師のもとで行うこと。”を記載し、注意を喚起しておりました。 今回追加承認された心移植については、拒絶反応が直接患者の生命を脅かすことから一層の注意が必要となります。また、移植後安定期に入ると移植を実施した施設以外で治療が継続されることがあることから「警告」の項に上記を記載いたしました。 |
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| 2. | 「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項への追記:効能追加に伴う改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 免疫抑制剤は臓器移植においては不可欠な薬剤であり、臨床の場では多くの免疫抑制剤が使用されています。実際の臓器移植では免疫抑制剤が単独で使用されることはほとんどなく、作用機序や副作用の異なる薬剤を組み合わせた多剤併用療法が一般に行われています。多剤免疫抑制療法は、数種類の免疫抑制剤を組み合わせることによって各々の薬剤の投与量を下げ、副作用を防ぎながら全体としては十分な免疫抑制を確保することを目的としています。 多剤免疫抑制療法を行う場合には、シクロスポリンの初期投与量を低く設定することが可能な場合もありますが、個々の免疫抑制剤の投与量は、施設毎、組み合わせる免疫抑制剤の種類、あるいは患者の状態によって異なることから、「用法及び用量に関連する使用上の注意」に上記を記載し注意を喚起いたしました。 |
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| 3. | 「1.慎重投与」の項の記載整備:効能追加に伴う改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 海外では、特に心移植において生後1年未満の乳児に移植術が行われており、その中には体重2,500g未満の低出生体重児が含まれております。また国内では、出生直後の新生児にシクロスポリンを使用した症例が報告されていることから、低出生体重児、新生児を追記し記載を整備いたしました。また「7.小児等への投与」の項にも同様の追記を行いました。 |
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| 4. | 「2.重要な基本的注意」の項への追記:事務連絡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| CCDS*の記載との整合性を図り追記いたしました。 低マグネシウム血症及びマグネシウム欠乏症では、循環器症状(うっ血、発汗、頻脈、期外収縮、心室細動、血圧低下、心電図異常)、神経・筋肉症状(筋力低下、振戦、テタニー、めまい、眼振)、精神症状(抑うつ、不安、興奮、記銘力低下、せん妄、幻覚)等全身的な様々な症候を生じるといわれています。1) これらの異常が認められた場合には、低マグネシウム血症の可能性も考慮し、適切な処置を行う必要があることから追記いたしました。 血清マグネシウムの低下は、(1)摂取量の低下、(2)腸管からの吸収不全、(3)体液喪失、(4)腎からの排泄量の増加等の要因がいくつか重なって起こるといわれています。1) シクロスポリンでは、その副作用である腎障害によって、尿細管でのマグネシウムの再吸収低下により腎からの排泄量が増加し、低マグネシウム血症が発現すると考えられています。シクロスポリン投与中に中枢神経症状(全身痙攣、抑うつ傾向)を発現した症例において、症状発現時に低マグネシウム血症を認め、マグネシウム補給により症状が改善した症例も報告されております。2) また、「4.副作用(1)重大な副作用」の項へも同様の記載をいたしました。 なお、これまで記載しておりました皮質盲、昏睡はそれぞれ視覚障害、意識障害に含まれるものと判断し削除いたしました。 |
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| 5. | 「3.相互作用(2)併用注意」の項への追記:自主改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
HIVプロテアーゼ阻害剤との相互作用
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| サキナビルとの相互作用の文献報告があり3)、また、他のHIVプロテアーゼ阻害剤の「使用上の注意」に、シクロスポリンとの相互作用の可能性が記載されていることから、既に記載していたリトナビルと併せ、「HIVプロテアーゼ阻害剤」として標記をまとめました。 HIVプロテアーゼ阻害剤との相互作用の機序としては、HIVプロテアーゼ阻害剤とシクロスポリンが共にCYP3Aで代謝されることによる競合阻害が考えられています。 《症例の概要》
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| 6. | 「4.副作用」の項への追記:効能追加に伴う改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 今回の効能追加承認にあたり、承認時までに国内において副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため追記いたしました。 |
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| 7. | 「4.副作用(1)重大な副作用」の項への追記:事務連絡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 4.「2.重要な基本的注意」の項の解説をご参照ください。 |
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| 8. | 「4.副作用(2)その他の副作用」の項への追記:自主改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| CCDS*の記載との整合性を図り追記いたしました。 末梢神経障害、筋痙攣及び月経障害は、国内では使用成績調査において報告例がなかったため、発現頻度は不明です。異常感覚、ミオパシー、筋痛、筋脱力は使用成績調査において0.1%未満の発現率でした。 |
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| 9. | 「7.小児等への投与」の項の記載整備:効能追加に伴う改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 3.「1.慎重投与」の項の解説をご参照ください。 |
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| 10. | 「9.適用上の注意」の項への追記(サンディミュン注射剤のみ):自主改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 通常、サンディミュン注射液は、生理食塩水等の輸液バッグ内で約100倍に希釈し点滴静注を行いますが、小児の骨髄移植や投与水分量が制限されている際には、シリンジポンプを用いた精密輸液が行われる場合があります。シリンジポンプを用いて投与する際に、シリコンオイルが塗布されたシリンジ内でサンディミュン注射液を生理食塩水等により希釈すると、シリンジ内に白色の浮遊物が生成するとの報告があり、この浮遊物はシクロスポリンとシリコンの混合物であることが確認されました。一方、シリコンオイルが塗布されていないシリンジ内(トップ;プラスチックシリンジ)では浮遊物の発生は認められませんでした。4) シクロスポリンは脂溶性が高く水に不溶性の薬剤であるため、サンディミュン注射液には溶解補助剤としてポリオキシエチレンヒマシ油が添加されています。シリコンオイルが塗布されたシリンジ内でサンディミュン注射液を希釈した場合、シリコンオイルが溶解補助剤により溶出し、シクロスポリンと混合物を形成します。さらに輸液による希釈のためにこの混合物の溶解度が低下し、浮遊物として発生したものと考えられております。5) この浮遊物は輸液フィルター(テルモ;TF-SL0425V,0.45μm)を使用することにより除去されることが示されています。4) 現在のところ浮遊物が原因と考えられる副作用等の報告はありませんが、サンディミュン注射液をシリンジポンプを用いて投与する場合は、シリコンオイルが塗布されたシリンジ内での希釈は避けていただき、シリコンオイルが塗布されていないシリンジをご使用下さるようお願いいたします。 |
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| 11. | 「10.その他の注意」の項への追記:自主改訂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 国内において、シクロスポリンの投与中に重篤な心不全が発現したとの報告があり、また、不整脈等の循環器障害も報告されております。しかし、報告例の多くは急性骨髄性白血病により骨髄移植を受けた症例で、移植術に伴って抗がん剤が投与されており、また、前処置として全身放射線照射を受けていた可能性もあります。よって、骨髄移植術そのものの影響とも考えられ、現時点ではシクロスポリンとの因果関係が明確でないため、「10.その他の注意」の項に追記いたしました。 《症例の概要》
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| *: | CCDS(company core data sheet :企業中核データシート) スイス・ノバルティスファーマ社が作成している、各国の添付文書を作成する際に基準となる製品情報文書で、安全性情報、適応症、用法及び用量、薬理学的情報及び製品に関するその他の情報が記載されている。世界中から集められた安全性情報を評価し、常に最新の情報が反映されるよう逐次改訂を行っている。 |
| 1) | 荒川泰行ほか:治療学 30(6),683,1996 | [SIMS00699] |
| 2) | 浦瀬文明ほか:臨床血液 28(12),2198,1987 | [SIMJ01798] |
| 3) | Brinkman K.et al.:Annals of Internal Medicine 129(11),914,1998 | [SIMM28483] |
| 4) | ノバルティスファーマ株式会社社内資料 | [SIMU00070] |
| 5) | 青野浩直ほか:第8回日本病院薬学会年会,p443,1998 | [SIMJ13848] |
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