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製品情報

ネオーラル内用液10% くすりのしおり「移植用」

2010年3月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名: ネオーラル内用液10%[移植用]
主成分:シクロスポリン(Ciclosporin)
剤形:澄んだ微黄色~微黄褐色の内用の液剤
シート記載:
ネオーラル内用液の写真

この薬の作用と効果について

リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、臓器移植(腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対宿主病を抑制するために使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。神経ベーチェット病、腎機能障害、感染症、悪性腫瘍またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は≪                           :医療担当者記入≫
  • 腎移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.045~0.06mL/kg(主成分として4.5~6mg/kg)〔体重50kgで2.25~3mL(225~300mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.02~0.03mL/kg(2~3mg/kg)〔体重50kgで1~1.5mL(100~150mg)〕を1日2回服用します。
    肝移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.07~0.08mL/kg(主成分として7~8mg/kg)〔体重50kgで3.5~4mL(350~400mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.025~0.05mL/kg(2.5~5mg/kg)〔体重50kgで1.25~2.5mL(125~250mg)〕を1日2回服用します。
    心移植、肺移植、膵移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.05~0.075mL/kg(主成分として5~7.5mg/kg)〔体重50kgで2.5~3.75mL(250~375mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.01~0.03mL/kg(1~3mg/kg)〔体重50kgで0.5~1.5mL(50~150mg)〕を1日2回服用します。
    骨髄移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.03~0.06mL/kg(主成分として3~6mg/kg)〔体重50kgで1.5~3mL(150~300mg)〕を1日2回服用し、3~6ヵ月間継続してから徐々に減量・中止します。
    この薬は1mL中に主成分100mgを含みます。臓器移植後の症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めたり、この薬のかわりにサンディミュンを飲んだりしないでください。

生活上の注意

  • 免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
  • 予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
  • グレープルフルーツジュースはこの薬の血中濃度を上げ薬の作用を強くさせること、セイヨウオトギリソウを含む健康食品はこの薬の血中濃度を下げ薬の作用を弱くさせることが知られていますので、これらの食品の飲食は避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、腎機能障害(尿量減少、浮腫)、肝機能障害(倦怠感、手や白目が黄色くなる)、吐き気、多毛、振戦(手足の震え)、頭痛、めまい、歯肉肥厚、高血圧、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • けいれん、意識障害、視覚障害[可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
  • 上腹部の激痛、発熱、吐き気[急性膵炎]
  • 出血傾向、倦怠感、浮腫[溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、血小板減少]
  • 筋肉痛・こわばり、脱力感[横紋筋融解症]
  • リンパ節腫脹、発熱、食欲不振[悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍(特に皮膚)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。20℃以下で保管すると、ゼリー状になることがありますので、その場合には、20℃以上の室温において、液体に戻ってから使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局にご相談ください。

医療担当者記入欄     年        月        日

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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