成人発症スチル病(AOSD)患者さんを対象とした治験のご紹介
現在、ノバルティス ファーマ株式会社では、既存治療で効果が得られなかった成人発症スチル病(AOSD)の患者さんを対象とした治験を実施しています。
AOSDとは、発熱、関節症状、発疹といった全身症状がみられる病気です。AOSDの患者さんでは、体の中でインターロイキン1βという本来、体を外敵などから守る物質が必要以上に作られ、体中の色々な場所で活動してしまい、それが病気の原因のひとつとなっていると考えられています(詳細はまだわかっていません)。日本ではAOSDに対する治療薬として、ステロイドが主に使われます。
今回の治験では、ステロイドでの治療を行ったにもかかわらず発熱や関節症状を有する患者様を対象としています。治験薬がAOSDにどの程度効果があるのか、安全であるのかを確認します。
- 受付予定期間
受付予定期間は2023年2月までとしておりますが、治験の進行状況によっては変更される場合があります。
- 主な参加基準
- 16歳以上で発症し、AOSDと診断された方
- ステロイドでの治療を行ったにもかかわらず、治験薬を使用する前にAOSDによる発熱や関節の腫れや痛みなどの症状を有する方
- 妊娠中ではない方。また治験中に妊娠を希望されない方
- 6か月以内にマクロファージ活性化症候群(MAS)または播種性血管内凝固症候群(DIC)の既往/所見がない方
- 該当する検査で正常値から大幅に外れた異常値を示すなどの重度の肝機能障害、肺機能障害、腎機能障害を合併していない方
- 治験中に禁止されている薬剤を使用しない方
上記以外にも参加の基準があります。基準にあてはまらない場合や治験担当医師の判断により参加頂けない場合もあります。
- 治験方法・期間
この治験に参加し、治験の基準を満たした患者さんは、4mg/kg(最大300 mg)の治験薬を4週間ごとに皮下投与されます。
治験に参加していただく期間はおよそ2~3年間で、投与回数は30~40回です。
なお、治験の詳細につきましては、治験実施医療機関の治験担当医師が説明いたします。
- 治験実施医療機関
所在地:北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、愛知県、大阪府、長崎県
*お住まいの近くで治験を実施している医療機関がない場合や治験の進行状況により参加の受付が締め切られている場合もありますので、予めお含みおきください。
本治験に関心がある、また本治験への参加を希望される患者さんへ
本治験に関心がある、また本治験への参加を希望される場合は、本情報を基に主治医にご相談ください。
本治験に関心をお持ちの医療関係者のかたへ
本治験に関心をお持ちの場合は、下記までお問い合わせください。
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