Feb 14, 2023

プレスリリース

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

2022年通期

  • 売上高は4%増(実質ベース1、米ドルベース 2%減)、コア営業利益は8%増(実質ベース、米ドルベース 0%)
    • イノベーティブ メディスン(IM)の売上高は4%増(実質ベース、米ドルベース 2%減)となり、コア営業利益は8%増(実質ベース、米ドルベース 0%)、IMのコア売上高営業利益率は36.9%(1.3ポイント増)を達成
    • サンドの売上高は4%増(実質ベース、米ドルベース 4%減)となり、コア売上高営業利益率は1%減(実質ベース、米ドルベース 8%減)
  • 営業利益は13%減(実質ベース、米ドルベース 21%減)となり、主に事業再編関連費および減損費用の増加の影響を受ける。純利益は67%減(実質ベース、米ドルベース 71%減)、ロシュ社からの収益の影響を除くと9%減(実質ベース)2フリーキャッシュフローは、119億米ドル(米ドルベース 10%減)
  • コアEPSは6%増(実質ベース、米ドルベース 3%減)の6.12米ドル;ロシュ社からのコア収益の影響を除いたコアEPSは、14%増(実質ベース)

2022年第4四半期

  • 売上高は3%増(実質ベース、米ドルベース 4%減)、コア営業利益は15%増(実質ベース、米ドルベース 6%増)となり、主に売上高の増加と生産性向上が寄与
    • イノベーティブ メディスン(IM)の売上高は3%増(実質ベース、米ドルベース 3%減):エンレスト(実質ベース 44%増)、ケシンプタ(実質ベース 157%増)、Pluvicto(179百万米ドル)、Kisqali(実質ベース 33%増)などの成長製品が牽引
    • サンドの売上高は前年同期比横ばい(実質ベース 0%、米ドルベース 8%減)となり、バイオ医薬品が引き続き伸長
  • 2022年第4四半期のイノベーションにおける主なマイルストーン:
    • Pluvictoの第Ⅲ相PSMAfore試験において、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者に対する肯定的な結果が得られる;欧州委員会(EC)が進行性PSMA陽性mCRPC適応を承認
    • Iptacopanの第Ⅲ相APPLY-PNH試験において、難治性発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)患者に対する抗C5抗体薬と比較したIptacopanの優越性が立証される
    • Iptacopanの第Ⅲ相APPOINT-PNH試験が、補体阻害薬による治療を受けたことがないPNH患者における主要評価項目を達成 

自己株式購入、配当金ならびに2023年通期業績予想

  • 発表済みの最大で150億米ドルの自己株式購入を継続;49億米ドル分が未実施3
  • 2022年の年間配当金は、3.2%増の1株当たり3.20スイスドルを提案
  • 2023年通期業績予想4 ― グループの売上高は一桁台前半から半ばの成長率、コア営業利益は一桁台半ばの成長率を予想。IMの売上高は一桁台前半から半ばの成長率、コア営業利益は一桁台半ばから後半の成長率を予想 

2023年2月1日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、2022年の業績について、次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、グローバルな規模と研究開発基盤を生かしたユニークな位置付けを持つ、真のイノベーティブ メディスン カンパニーへの転換に向けて順調に歩みを進めています。数10億米ドルの売上高が期待される6つの成長製品5の売上高は26%拡大し、今ではイノベーティブ メディスンの売上高全体の32%を占めています。Pluvictoおよびセムブリックスは上市後に優れた業績を達成しており、Leqvioの上市も引き続き前進しています。Iptacopanの2つの試験ならびにPluvictoの治療のより早い段階での使用に関する試験の主要な第III相データは、短期から中期の成長への大きな自信となるものです。その先の将来に関しても、ノバルティスは、中期的に15件の主要データの入手が見込まれる豊富なパイプラインを持っています。ノバルティスは、世界で最も信頼され、価値のある医薬品企業となるための道筋において、財務業績の改善と環境・社会・ガバナンス(ESG)基盤の強化を引き続き実現できると見込んでいます。」 

主要数値1

第4四半期(10~12月)

  2022年
第4四半期

百万米ドル
2021年
第4四半期
百万米ドル
前年同期比(%)
米ドルベース
前年同期比(%)
実質ベース
売上高 12 690 13 229 -4 3
営業利益 1 949 2 562 -24 -14
純利益 1 466 16 306 -91 -90
1株当たり
純利益(EPS)
0.69 7.29 -91 -89
フリーキャッシュ
フロー
3 552 3 027 17  
コアベース
営業利益 4 030 3 819 6 15
純利益 3 251 3 135 4 14
1株当たり
純利益(EPS)
1.52  1.40 9 19

 

通期

  2022年
通期
百万米ドル
2021年
通期
百万米ドル
前年比(%)
米ドルベース
前年比(%)
実質ベース
売上高 50 545 51 626 -2 4
営業利益 9 197 11 689 -21 -13
純利益 6 955 24 018 -71 -67
1株当たり
純利益(EPS)
3.19 10.71 -70 -66
フリーキャッシュ
フロー
11 945 13 282 -10  
コアベース        
営業利益 16 665 16 588 0 8
純利益 13 352 14 094 -5 3
1株当たり
純利益(EPS)
6.12 6.29 -3 6
  1. 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の50ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
  2. ロシュ社を除いた2022年第4四半期ならびに2022年通期の主要数値の表は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の8ページに、2021年に実施されたロシュ社株式の売却による影響を除いた調整後の2021年のIFRSベースの業績、ならびにIFRSに準拠しないコアベースの業績は、58ページに記載されています。
  3. 2022年12月31日現在。
  4. 業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、6ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。
  5. 米ドルベースの潜在的な売上高

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。

ノバルティスについて

ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140カ国以上におよびます。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.com

以上

プレスリリース全文はPDFファイルをご参照下さい。(PDF 583KB)