研究タイトル

薬物治療可能な変異の検出が遅れた非小細胞肺がん患者フローに関する、C-CATデータベースを用いた後ろ向き解析

利用目的・利用方法

日本の非小細胞肺がん患者における、薬物治療可能な遺伝子変異の検出遅延の実態を記述する。ただし、本研究において「薬物治療可能な遺伝子変異」とは、研究開始時点において日本で保険償還されている薬剤による治療が可能であるもの(EGFR, ALK, ROS1, BRAF V600E, MET ex14skipping, KRAS G12C, RET, NTRK1/2/3)を指す。

利用する試料・情報の項目

がんゲノム情報管理センター(Center for Cancer Genomics and Advanced Therapeutics; C-CAT)データベースのうち、匿名加工され二次利用が可能なゲノム情報および臨床情報を利用する。

利用開始予定日

2023年7月11日

試料・情報の提供機関の名称及びその長の氏名

国立研究開発法人 国立がん研究センター
理事長 中釜 斉

提供する試料・情報の取得の方法

C-CATデータベースより抽出する。

研究責任者

ノバルティス ファーマ株式会社 メディカル・アフェアーズ本部 固形腫瘍メディカル
横地 佑哉

利用する者の範囲

ノバルティス ファーマ株式会社 / 株式会社 社会情報サービス

試料・情報の管理責任者

ノバルティス ファーマ株式会社

外国への情報提供有無

<ゲノム情報>

ゲノム情報

検査結果に記載される遺伝子変化(C-CAT調査結果に掲載されるもの)

<臨床情報>

患者基本情報

施設 ID、性別、年齢、がん種区分

検体情報

検査区分、検査種別、腫瘍細胞含有割合、採取日、採取方法、採取部位

患者背景

病理診断名、喫煙歴、飲酒歴、ECOG PS、多発がん、重複がん、家族歴(有無/続柄/がん種/罹患年齢)

がん種情報

登録時転移の有無、特定のがん種に対する遺伝子検査結果(EGFR, ALK, ROS1, HER2, KRAS, NRAS, BRAF, gBRCA1/2 など)

薬物療法(エキスパートパネル前)

治療ライン、実施目的、レジメン名、薬剤名、開始/終了日、最良総合効果、Grade3 以上の有害事象有無(ありの場合、有害事象を入力)

薬物療法(エキスパートパネル後)

エキスパートパネル 開催日、治療方針、治療ライン、レジメン名、薬剤名、用法容量、 身長、体重、開始/終了日、最良総合効果、Grade3 以上の有害事象 有無(ありの場合、有害事象を入力)

転帰

転帰、最終生存確認日、死亡日、死因