2019年第1四半期、ノバルティスは、売上高の大幅な伸びとコア1営業利益の二桁成長、Mayzentの上市、アルコンのスピンオフを完了し、コア営業利益の予想を上方修正
プレスリリース
報道関係各位
ノバルティスホールディングジャパン株式会社
この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2019年4月24日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。英語版はhttps://www.novartis.comをご参照ください。
- アルコンのスピンオフにより医薬品に集中した企業への転換が促進される;以下のコメントは継続事業2に関するもの
- 継続事業の売上高は、イノベーティブ メディスンに牽引され7%増(実質ベース1、米ドルベース 2%増):
- コセンティクスの売上高は、すべての適応症ならびに地域での需要の大幅な伸びにより、41%増(実質ベース)の791百万米ドルに
- Entrestoの売上高は、入院中からの使用に関する新たな試験データも追い風となり、85%増(実質ベース)の357百万米ドルに拡大
- オンコロジーの売上高は、主にLutathera(106百万米ドル)、レボレード(307百万米ドル、実質ベース 24%増)、Kisqali(91百万米ドル)、キムリア(45百万米ドル)に牽引され、9%の増加(実質ベース)
- コア営業利益は、売上高の大幅な伸びに牽引され18%増(実質ベース、米ドルベース 9%増)
- 純利益は、減損費用(純額)および事業売却益減少の影響を受け4%増(実質ベース、米ドルベース 5%減)
- フリーキャッシュフロー1は、マイルストーン収入を含め前年同期比横ばいの19億米ドル
- サンドの売上高は、米国における継続した価格引き下げの圧力が要因となり、2%減(実質ベース、米ドルベース 8%減)
- ブロックバスターとなる可能性がある製品の上市が順調に進み、2019年の業績への寄与が期待される:
- Mayzent(シポニモド)の疾患活動性を有する二次性進行型多発性硬化症(SPMS)を含む再発型多発性硬化症(RMS)の患者への適応を上市
- ブロルシズマブ(RTH258)をEUおよび米国(優先審査バウチャーの権利を行使)で申請;2019年中の米国での上市を見込む
- 筋ジストロフィー学会(MDA)で発表した新たな試験データにより、Zolgensma3(AVXS-101)の基本治療としての有効性が支持される
- 医薬品に集中した新たな組織の2019年通期のグループ業績予想4 - コア営業利益の予想を一桁台後半の成長率(実質ベース)に上方修正;売上高の予想は一桁台半ばの成長率を確認
- 4月9日のアルコンのスピンオフに関し、ノバルティス グループは、第2四半期の非継続事業の業績として一時的なIFRSベースの非現金収益約47億米ドルを計上
- リチャード・セイナーがサンドのCEOに就任
主要数値1
2019年 第1四半期 百万米ドル |
2019年 第1四半期 億円5 |
2018年 第1四半期 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
|
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売上高 | 11 106 | 12 216 | 10 915 | 2 | 7 |
営業利益 | 2 242 | 2 466 | 2 371 | -5 | 4 |
純利益 | 1 868 | 2 054 | 1 970 | -5 | 4 |
1株当たり 純利益(EPS) |
(米ドル) 0.81 |
(円) 89 |
(米ドル) 0.85 |
-5 | 5 |
フリーキャッシュ フロー |
1 869 | 2 055 | 1 919 | -3 | |
コアベース | |||||
営業利益 | 3 254 | 3 579 | 2 980 | 9 | 18 |
純利益 | 2 811 | 3 092 | 2 684 | 5 | 13 |
1株当たり 純利益(EPS) |
(米ドル) 1.21 |
(円) 133 |
(米ドル) 1.15 |
5 | 13 |
- 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。これらのIFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の41ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
- 要約版業績報告書(英文オリジナル版)の32ページに定義される、アルコンを除き、イノベーティブ メディスンおよびサンド(米国におけるジェネリック経口錠剤・皮膚科ポートフォリオを含む)の各事業、継続されるコーポレート機能を含む継続事業に関するもの。
- Zolgensmaは、開発中のAVXS-101(onasemnogene abeparvovec-xioi)の製品名としてFDAに承認されていますが、製品そのものはいずれの承認審査当局からも販売承認またはBLA承認を得ていません。
- 2019年および2018年の業績からアルコンならびにサンドの米国皮膚科・経口錠剤ポートフォリオを除いたもの。業績予想は、ジレニアのジェネリック医薬品が2019年に上市されないとの前提に基づくものの、ジェネリック競合品が上市されるリスクもあります。
- 日本円は、参考のため表示したもので、1米ドル=110円(2019年1-3月の期中平均レート、小数点第1位を四捨五入)
2019年4月24日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、業績について次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、Mayzentの上市やアルコンのスピンオフの完了、確実な業務執行を実現するなど、2019年に堅調なスタートを切りました。その結果、通年のコア営業利益の予想を上方修正しています。ノバルティスは、Zolgensma、BYL719、ブロルシズマブの上市ならびに開発後期段階にある複数のプロジェクトのデータ入手を控え、活気に満ちた時期を迎えようとしています。私たちの強力なパイプライン、生産性向上への注力、企業文化の改革の取り組みによって、ノバルティスは、2019年はもとよりその先も持続的に成長できる体制を整えています」
免責事項
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。
ノバルティスについて
ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の7億5千人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約10万5千人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は約140カ国に及びます。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com
プレスリリース全文はPDFファイルをご参照下さい。(PDF 577 KB)
以上