2019年第2四半期、ノバルティスは、力強い売上高とコア営業利益の二桁成長、ZolgensmaおよびPiqrayの上市を達成し、売上高とコア営業利益の予想を上方修正
プレスリリース
報道関係各位
ノバルティスホールディングジャパン株式会社
この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2019年7月18日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。英語版はhttps://www.novartis.comをご参照ください。
- 継続事業1の売上高は、以下の要因に牽引され8%増加(実質ベース2、米ドルベース 4%増):
- コセンティクスの売上高は、主に米国での力強い成長(31%増)の継続により、25%増(実質ベース)の858百万米ドルに
- Entrestoの売上高は、入院患者や外来患者への処方拡大に伴い、81%増(実質ベース)の421百万米ドルに増加
- オンコロジーの第2四半期の売上高は、Lutathera(109百万米ドル)、Kisqali(111百万米ドル)、キムリア(58百万米ドル)の伸びに牽引され、9%増加(実質ベース)
- サンドの売上高は、米国以外の地域での伸びが米国の減収を上回り、3%増加(実質ベース、米ドルベース 1%減)
- コア2営業利益は、主に売上高および生産性の力強い伸びに牽引され20%拡大(実質ベース、米ドルベース 14%増)し、これに伴いコア売上高営業利益率が3.2ポイント増(実質ベース)の31.0%に
- 第2四半期の継続事業の純利益は21億米ドルとなり、OTC合弁会社の売却益(純額)57億米ドルが計上された前年同期から減少
- アルコンのスピンオフに伴う一時的なIFRSベースの非現金収益47億米ドルを非継続事業に計上
- フリーキャッシュフロー2は、営業利益および売却益の増加によるプラス要因が前年同期に計上されたOTC合弁会社からの配当金が当四半期はなくなった影響により一部相殺され、11%増の36億米ドル
- ブロックバスターとなる可能性がある製品が新たに上市され、引き続きイノベーションにおける重要な年に:
- 遺伝子治療薬のZolgensmaが2歳未満の小児に対する脊髄性筋萎縮症(SMA)の治療薬として米国で上市されるとともに、米国神経学会(AAN)で発表された試験データにおいて幅広い患者層への有効性が示される
- Piqray(alpelisib)をPIK3CA遺伝子の変異を伴う進行性乳がんの治療薬として上市
- SEG101(crizanlizumab)の鎌状赤血球病治療薬としての適応をEUおよび米国で申請(米国ではFDAの優先審査品目に指定される)
- ドライアイ治療薬Xiidraを取得し、眼科薬領域でのプレゼンスをさらに拡大
- 医薬品に集中した新たな組織の2019年通期のグループ業績予想3 - 売上高の予想を一桁台半ばから後半の成長率(実質ベース)、コア営業利益の予想を10%台前半から半ばの成長率(実質ベース)に上方修正;2つの事業部門(イノベーティブ メディスンおよびサンド)がいずれも売上高の予想を拡大
主要数値2
2019年 第2四半期 百万米ドル |
2018年 第2四半期 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
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売上高 | 11 764 | 11 339 | 4 | 8 |
営業利益 | 2 663 | 2 431 | 10 | 17 |
純利益 | 2 109 | 7 728 | -73 | -71 |
1株当たり 純利益(EPS) |
0.91 | 3.32 | -73 | -71 |
フリーキャッシュ フロー |
3 612 | 3 268 | 11 | |
コアベース | ||||
営業利益 | 3 648 | 3 207 | 14 | 20 |
純利益 | 3 096 | 2 735 | 13 | 19 |
1株当たり 純利益(EPS) |
1.34 | 1.18 | 14 | 20 |
- 要約版業績報告書(英文オリジナル版)の42ページに定義される、アルコンを除き、イノベーティブ メディスンおよびサンド(米国におけるジェネリック経口錠剤・皮膚科ポートフォリオを含む)の各事業、継続されるコーポレート機能を含む継続事業に関するもの。
- 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。これらのIFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の55ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
- 2019年および2018年の業績からアルコンならびにサンドの米国皮膚科・経口錠剤ポートフォリオを除いたもの。業績予想は、米国においてジレニアのジェネリック医薬品が2019年に上市されないとの前提に基づく。
2019年7月18日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、業績について次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、力強い売上高と生産性を背景に、コア営業利益の二桁成長とコア売上高営業利益率の改善を実現し、2019年上半期に優れた業績を達成しました。私たちは、この力強い勢いを踏まえて、売上高およびコア営業利益の通期での予想をいずれも上方修正しました。私たちは、ZolgensmaおよびPiqrayの上市など引き続き画期的医薬品のパイプラインを前進させるとともに、Entrestoの左室駆出率の保持された心不全に対する適応、オファツムマブの多発性硬化症適応、フェビピプラントの喘息適応に関する主要試験の結果入手に向け順調に進捗しています」
免責事項
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。
ノバルティスについて
ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の7億5千人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約10万8千人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は約140カ国に及びます。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com
プレスリリース全文はPDFファイルをご参照下さい。(PDF 663 KB)
以上