ノバルティスの2019年通期業績:売上高の力強い伸びとコア売上高営業利益率の改善を達成、5つの新規化合物を上市しイノベーションが大きく進展
プレスリリース
報道関係各位
ノバルティスホールディングジャパン株式会社
この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2020年1月29日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.comをご参照ください。
- 2019年通期の継続事業1の売上高は、9%増加(実質ベース2、米ドルベース 6%増):
- 医薬品事業部の売上高は、コセンティクス(36億米ドル、実質ベース 28%増)、Entresto(17億米ドル、実質ベース 71%増)、Zolgensma(361百万米ドル)に牽引され、12%増加(実質ベース)
- オンコロジー事業部の売上高は、レボレード(14億米ドル、実質ベース 23%増)、Kisqali(5億米ドル、実質ベース 111%増)、Lutathera(4億米ドル、実質ベース 160%増)に牽引され、10%増加(実質ベース)
- サンドの売上高は、バイオ医薬品に牽引され、2%増加(実質ベース、米ドルベース 1%減)
- 成長分野への投資の一方、売上高の力強い伸びや生産性向上に牽引され、コア2営業利益が17%拡大(実質ベース、米ドルベース 12%増)するとともに、イノベーティブ メディスンのコア売上高営業利益率が33.5%に改善
- フリーキャッシュフロー2は15%増の129億米ドルとなり、主に営業利益の拡大が寄与
- 継続事業の純利益は、前年にOTC合弁会社の売却に伴う一時的な収益(純額)があったことにより44%低下;この影響を除いた純利益は前年比ほぼ横ばい
- グループ全体の純利益は、アルコンのスピンオフによる一時的な影響を含め117億米ドル
- 医薬品のリーディング企業となるべく引き続き事業を集約:
- 株主価値の大幅な拡大を実現するアルコンのスピンオフを完了。スピンオフに伴い、IFRSベースの一時的な非現金収益47億米ドルを非継続事業に計上
- The Medicines Companyを買収し、画期的なコレステロール低下剤となる可能性があるinclisiranがパイプラインに加わる
- Xiidraを取得し、眼科用医薬品のポートフォリオを強化
- 拠点・効率の最適化のため、生産・事業サービスの改革を推進
- 2019年通期の画期的イノベーションの進捗:
- ブロックバスター化が期待される5つの新規化合物(NME)が承認される:Zolgensma、Piqray、Mayzent、Beovu、Adakveo
- オファツムマブ、inclisiran、カプマチニブ、コセンティクスのX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎(nr-axSpA)の適応などの主要プロジェクトの承認申請を実施
- 30件超の、申請または第III相臨床試験への移行のための試験データを入手
- ブロックバスター化が期待される5つの新規化合物(NME)が承認される:Zolgensma、Piqray、Mayzent、Beovu、Adakveo
- 2025年までにノバルティスの事業におけるカーボン・ニュートラリティ(二酸化炭素排出量 差し引きゼロ)を達成するためのステップを含めた環境・社会・ガバナンス(ESG)の優先課題が大きく進展;報酬とリンクした野心的な2020年のESG目標を設定
- 2019年の1株当たり配当金は、前年比4%増となる2.95スイスフランを提案
- 医薬品に集中した新たな組織の2020年通期業績予想3 - 売上高は一桁台半ばから後半の成長率(実質ベース)、コア営業利益は一桁台後半から10%台前半の成長率(実質ベース)を予想
主要数値2
第4四半期(10~12月)
2019年 第4四半期 百万米ドル |
2018年 第4四半期 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
|
---|---|---|---|---|
売上高 | 12 403 | 11 481 | 8 | 9 |
営業利益 | 1 823 | 1 362 | 34 | 37 |
純利益 | 1 129 | 1 220 | - 7 | - 6 |
1株当たり 純利益(EPS) |
0.50 | 0.53 | - 6 | - 4 |
フリーキャッシュ フロー |
3 488 | 2 913 | 20 | |
コアベース | ||||
営業利益 | 3 462 | 3 112 | 11 | 13 |
純利益 | 2 985 | 2 681 | 11 | 13 |
1株当たり 純利益(EPS) |
1.32 | 1.16 | 14 | 15 |
(1~12月)
2019年 百万米ドル |
2018年 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
|
---|---|---|---|---|
売上高 | 47 445 | 44 751 | 6 | 9 |
営業利益 | 9 086 | 8 403 | 8 | 14 |
純利益 | 7 147 | 12 800 | -44 | -41 |
1株当たり 純利益(EPS) |
3.12 | 5.52 | -43 | -40 |
フリーキャッシュ フロー |
12 937 | 11 256 | 15 | |
コアベース | ||||
営業利益 | 14 112 | 12 557 | 12 | 17 |
純利益 | 12 104 | 10 920 | 11 | 15 |
1株当たり 純利益(EPS) |
5.28 | 4.71 | 1412 | 17 |
- 要約版業績報告書(英文オリジナル版)の45ページに定義される、アルコンを除き、イノベーティブ メディスンおよびサンド(米国におけるジェネリック経口錠剤・皮膚科ポートフォリオを含む)の各事業、継続されるコーポレート機能を含む継続事業に関するもの。
- 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。これらのIFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の58ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
- 2019年および2020年の業績からアルコンならびにサンドの米国皮膚科・経口錠剤ポートフォリオを除いたもの。業績予想は、米国においてジレニアおよびサンドスタチンLARのジェネリック医薬品が2020年に上市されないとの前提に基づく。
2020年1月29日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、業績について次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、非常に優れた2019年の業績を達成しました。売上高の大幅な伸びが、コア営業利益ならびにフリーキャッシュフローの二桁成長に寄与しました。コア売上高営業利益率の大幅な改善は、イノベーティブ メディスンのコア売上高営業利益率を中期的に30%台半ばから後半に引き上げるという目標に着実に近づいています。私たちは、2019年に前例のない5つの新規化合物の上市を行い、アンメットニーズに対応する幅広い初期臨床プログラムを前進させました。今後は、ノバルティスの充実したパイプラインの前進とともに、上市済みの成長製品と現在上市活動が進行中または今後上市が予定される15の主要な製品に牽引された、長期的な成長の持続と利益率の拡大が見込まれます。」
免責事項
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。
ノバルティスについて
ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の7億5千人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約10万9千人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は約140カ国に及びます。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com
ノバルティスの2019年通期業績:売上高の力強い伸びとコア売上高営業利益率の改善を達成、5つの新規化合物を上市しイノベーションが大きく進展(PDF 408KB)
以上