ノバルティス、AYA世代がん患者さん向け冊子「ぼくたちのサバイバーシップ Around20」を公開
プレスリリース
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:綱場 一成)は、AYA世代のがん患者さんが抱える悩みなどを解決するための冊子「ぼくたちのサバイバーシップ Around20」を作成し、ウェブサイトに公開しました。(https://www.novartis.co.jp/our-work/support-for-patients/around20)
AYA (Adolescent and young adult)とは日本では15歳から39歳の年齢層の人を指し、年間約2万人の方がこの世代でがんと診断されています1。同世代の人たちが勉強や仕事にいそしみ、結婚や子どもの誕生など充実した生活を送る中、がんという病名を聞かされ不安や孤立を感じている人も少なくありません。
AYAがん患者は一人で悩む傾向があり2、また年代によって患者の状況が異なるため、患者視点での教育、就労、生殖機能の温存等に関する情報・相談体制などが十分でない3ことが課題といわれています。
ノバルティスは、AYAがん患者さんが抱える不安や怯え、とまどいなどを少しでも軽減したいとの思いから「ぼくたちのサバイバーシップ Around20」を作成しました。本冊子は「WITH CANCER」「THROUGH CANCER」「BEYOND CANCER」の3部で構成されており、パート1のWITH CANCERには、病名を告げられた時の気持ちを整える方法や治療が妊孕性や生殖機能に与える影響など、がんと診断されてから治療が開始されるまでに読んで欲しい情報を掲載しています。パート2のTHROUGH CANCERは病院での一日やお見舞い、外出・外泊について紹介するなど入院生活の参考となる内容となっています。合併症との付き合い方や学校や職場での振る舞い方、恋愛など退院後の生活についてはパート3のBEYOND CANCERにまとめられています。
ノバルティス・オンコロジー・ジャパン・プレジデントであるブライアン・グラッツデンは、次のように述べています。「AYA世代のがん患者さんは、治療のために進学や就労、結婚などの重要なライフイベントを予定通りに行えなくなることがよくあります。これらの冊子を通して一人でも多くのAYAがん患者さんが納得して治療をうけることができ、そして少しでも自分らしく生活されることに貢献できればうれしく思います」
ぼくたちのサバイバーシップ Around20
総合監修:堀部 敬三 先生/清水 千佳子 先生
企画・制作:キャンサー・ソリューションズ株式会社
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。ノバルティスは世界で約10万9千人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp
以上
参考文献
- 国立がん研究センター がん情報サービス 2017年のがん統計予想
- AYA世代のがん対策に関する政策提言,「総合的な思春期・若年成人(AYA)世代のがん対策のあり方に関する研究」班
- 第3期がん対策推進基本計画(平成30年3月9日閣議決定)
ノバルティス、AYA世代がん患者さん向け冊子「ぼくたちのサバイバーシップ Around20」を公開(PDF 612KB)