Feb 10, 2022

プレスリリース

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2022年2月2日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.com をご参照下さい。

  • 2021年第4四半期の売上高は6%増(実質ベース1、米ドルベース 4%増)、コア営業利益は12%増(実質ベース、米ドルベース 9%増)
    • イノベーティブ メディスンの売上高は7%増(実質ベース、米ドルベース 5%増)、コア営業利益は15%増(実質ベース、米ドルベース 12%増)
    • サンドの売上高は2%増(実質ベース、米ドルベース 0%)、コア営業利益は前年同期比横ばい(実質ベース 0%、米ドルベース 0%)
  • 2021年通期の売上高は、イノベーティブ メディスンの力強い業績に牽引され、4%増(実質ベース、米ドルベース 6%増)
    • イノベーティブ メディスンの売上高は6%増(実質ベース、米ドルベース 8%増)、サンドの売上高は2%減(実質ベース、米ドルベース 0%)
    • 主要成長製品が好調:エンレスト(実質ベース 40%増)、コセンティクス(実質ベース 17%増)、ゾルゲンスマ(実質ベース 46%増)、ケシンプタ(372百万米ドル)、レボレード(実質ベース 15%増)、Kisqali(実質ベース 36%増)
  • 営業利益は13%増(実質ベース、米ドルベース 15%増);売上高の伸び、生産性向上、訴訟費用の減少が主に貢献
  • コア営業利益は6%増(実質ベース、米ドルベース 8%増)、イノベーティブ メディスンのコア売上高営業利益率は36.2%(実質ベース 1.3ポイント増)に上昇
  • 純利益は240億米ドル;ロシュ社株式の売却益(146億米ドル)が寄与
  • コアEPSは6.29米ドル(実質ベース 7%増、米ドルベース 9%増);主にコア営業利益の拡大による増益効果が株式売却後のロシュ社からのコア営業利益の減少にわずかに影響される
  • フリーキャッシュフローは133億米ドル(米ドルベース 14%増)
  • ロシュ社の無記名株式を207億米ドルで売却。資本配分の優先事項に則り、最大で150億米ドルの自社株購入を開始。サンドの戦略的見直しを進める
  • 2021年第4四半期のイノベーションにおける主なマイルストーン:
    • Leqvioが米国で初めてかつ唯一のLDL-C低下作用を示すsiRNA療法として承認される
    • コセンティクスの化膿性汗腺炎(HS)適応に関する第III相臨床試験が主要評価項目を達成
    • 第II相臨床試験においてCOVID-19に対する肯定的データが得られたensovibepの導入に関するオプション権を行使(2022年1月)
    • シェーグレン症候群適応に関するlanalumabの肯定的試験データ(第II相臨床試験)が得られる。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)および多発性骨髄腫(MM)に対する次世代T-Charge TMプラットフォーム
    • BeiGene社とのociperlimab(臨床後期段階のTIGIT阻害薬)のライセンス契約、UCB社とのパーキンソン病に対する疾患修飾薬の共同開発・共同販売に関する契約に合意
    • Gyroscope Therapeutics社(地図状萎縮に対する遺伝子治療)を買収
  • 2021年の年間配当金は、前年比3.3%増の1株当たり3.10スイスフランを提案
  • 2022年通期業績予想2 ― ノバルティス グループの売上高およびコア営業利益は、一桁台半ばの成長率を示すと予想。イノベーティブ メディスンの売上高は一桁台半ばの成長率、コア営業利益は売上高を上回る一桁台半ばから後半の成長率を予想

2022年2月2日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、2021年通期の業績について次のようにコメントしています。

「ノバルティスは、2021年も売上高の一桁台半ばの成長、コア売上高営業利益率の改善、強力なフリーキャッシュフローを含めた堅調な業績を達成しました。ノバルティスの既存の成長製品がすべての地域で引き続き好業績を示し、中長期的な成長見通しへの自信を支えています。開発パイプラインでいくつかの後退があったものの、ノバルティスは、エンレスト、177Lu-PSMA-617、iptacopan、KisqaliLeqvioなどにおいて重要なマイルストーンを達成しました。今後私たちは、2026年までの承認が見込まれ、大きな売上が期待される20以上のプロジェクトを含めた開発パイプラインの進展ならびに重要なテクノロジープラットフォームの上市に注力して取り組んでいきます。ノバルティスの資本配分の優先事項は引き続きバランスが取れたものとなっており、イノベーションへの投資を続けながら株主への資本還元を行っていきます」

主要数値1

第4四半期(10~12月)

  2021年 第4四半期 百万米ドル 2020年 第4四半期 百万米ドル 前年同期比(%) 米ドルベース 前年同期比(%) 実質ベース
売上高 13 229 12 770 4 6
営業利益 2 562 2 644 -3 -1
純利益 16 306 2 099 nm nm
1株当たり 純利益(EPS) (米ドル) 7.29 (米ドル) 0.92 nm nm
フリーキャッシュ フロー 3 027 3 342 -9  
コアベース
営業利益 3 819 3 501 9 12
純利益 3 135 3 034 3 6
1株当たり 純利益(EPS) (米ドル) 1.40 (米ドル) 1.34 4 7

通期(1~12月)

  2021年 百万米ドル 2020年 百万米ドル 前年同期比(%) 米ドルベース 前年同期比(%) 実質ベース
売上高 51 626 48 659 6 4
営業利益 11 689 10 152 15 13
純利益 24 018 8 071 198 195
1株当たり 純利益(EPS) (米ドル) 10.71 (米ドル) 3.55 202 200
フリーキャッシュ フロー 13 282 11 691 14  
コアベース
営業利益 16 588 15 416 8 6
純利益 14 094 13 158 7 5
1株当たり 純利益(EPS) (米ドル) 6.29 (米ドル) 5.78 9 7

ノバルティスについて

ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140カ国以上におよびます。詳細はホームページをご覧ください。 https://www.novartis.com

  1. 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の50ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
  2. 業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、7ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。

以上

2021年、ノバルティスは売上高の一桁台半ばの成長と利益率向上、強力な製品パイプラインの前進を達成(PDF 577KB)

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。