私たちの仕事 [1]
開発職 [2]
開発は製造販売の承認を得るために必須の臨床試験(治験)を実施する仕事です。治験薬をヒトに投与して、用法・用量を検討し、有効性や安全性について調べます。臨床試験の実施計画立案、医療機関の選定・依頼・契約、モニタリング、結果の統計解析、報告書の執筆と幅広い仕事の領域があります。また、製造販売の承認を得た後も、安全性についてさらに詳しい調査をします。臨床試験はその目的別に、第Ⅰ相試験から第Ⅳ相試験に分けられています。臨床試験はGCP(医薬品の臨床試験の実施基準)に則って進める必要があり、臨床開発に携わるには、このルールを熟知しておくことが大切です。
ノバルティス ファーマでは、アンメットニーズの解消のため、世界中の開発担当者と協力し、業界トップレベルの数の承認を取得しています。また、近年は海外との国際共同治験に積極的に参加することでドラックラグの短縮に取り組んでおり、日本で世界初の承認を得た例もあります。
MSL職 [5]
MSL (Medical Science Liaison) 職の仕事と役割
MSLは、特定の疾患領域において国内外に幅広い影響力を持つ専門家の医療関係者とコミュニケーションを取り、新薬の誕生から特許が切れるまでの長期間にわたり、サイエンティフィックな対話や議論を通じて、製品価値の最大化を図る役割を担っています。
MSLは自社の製品情報に限らず、疾患の情報、最新の論文など幅広い科学情報を提供していくもので、開発や営業の部門とは完全に独立して活動を展開し、信頼関係を構築することに努めます。また、専門家の先生方との対話の中から新しい気づきを提起し、製品の価値の最大化を目指しています。
MSLには最新の科学論文を読み解ける専門知識、英語力、コミュニケーション能力などが求められます。
生産技術職 [6]
最新設備と独自技術を持つ、篠山工場

ノバルティス ファーマの医薬品が生み出される篠山工場は、兵庫県丹波篠山市に位置し、美しい緑に囲まれた恵まれた自然環境の中にあります。 常に世界の新しい技術と設備の導入、さらに自社独自で開発した技術とアイデアの採用を行っています。
生産技術職の仕事と役割
篠山工場(兵庫県)はノバルティスの医薬品を日本に供給する唯一の拠点です。日本市場に供給されるノバルティスの医薬品は、篠山工場で最終的な検査を受け、包装されて全国各地へと出荷されます。医薬品の製造にはGMPと呼ばれるガイドラインが定められており、生産技術に携わる社員はこれを遵守しながら、品質や生産効率の向上に努めています。
篠山工場の最大のミッションは、患者さまのもとへ高品質な医薬品を安定的にお届けすることです。そのために、常に高い基準を目指し満たし、国内の関連部署や海外の様々な生産拠点と協働しながら、新しい技術・設備の導入、工程の改善を継続に行っています。
「患者様に貢献するために、グローバルな供給ネットワークの一員として力を発揮する」、これが生産技術職の仕事です。
MR職 [7]
MR職の仕事と役割
MRとはMedical Representative(医薬情報担当者)の略です。医療用医薬品の適正な使用と普及を目的に医療機関を訪問し、有効性や安全性に関して情報提供したり、医療現場でしかわからない副作用情報を収集したりしています。MRの仕事は情報の提供と収集に限られていて、医薬品の価格や数量などの交渉をすることはありません。訪問先では、適正な使用量や他の薬との相互作用など、さまざまな質問を受けることがあり、文献等を用意して速やかに回答するのもMRの重要な役割の一つです。
ノバルティス ファーマでは、専門領域ごとに情報提供活動を展開しており、現在、約2,300名のMRを擁しています。ノバルティス ファーマのMRは、グローバルに販売されている医薬品を取り扱っており、世界レベルでのデータの蓄積をもとに、明確なエビデンス(科学的根拠)や最新の知見を医療関係者に届けています。