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ノバルティス、2020年第3四半期のコア営業利益は前年同期比11%増、開発プロジェクトの前進などで堅調な業績を達成 コア営業利益の通期予想を上方修正 [1]

Publish Date: 
2020年 11月 6日

プレスリリース

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2020年10月27日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.com [2]をご参照ください。

  • 継続事業1の第3四半期の売上高は、前年同期比横ばい(実質ベース2、米ドルベース 1%増):
    • エンレスト(632百万米ドル、実質ベース 45%増)、ゾルゲンスマ(291百万米ドル、実質ベース 79%増)、コセンティクス(1,012百万米ドル、実質ベース 7%増)、Kisqali(183百万米ドル、実質ベース 50%増)、レボレード(442百万米ドル、実質ベース 16%増)などの製品が成長を牽引
    • サンドのバイオ医薬品は、すべての地域で力強い伸びを示し、13%増(実質ベース、米ドルベース 16%増)
    • COVID-19による需要への主なマイナス影響:皮膚科領域、眼科領域、サンドのジェネリック医薬品
  • 第3四半期のコア営業利益は11%増(実質ベース、米ドルベース 9%増)となり、費用減少と粗利益率の改善が貢献
  • 第3四半期の純利益は前年同期比横ばい(実質ベース、米ドルベース 5%減)となり、主に訴訟引当金の影響を受ける
  • 第3四半期のフリーキャッシュフロー2は27億米ドル(32%減)となり、主に訴訟和解金の支払いの影響を受ける
  • イノベーションにおける主なマイルストーン:
    • Kesimptaが、再発型多発性硬化症の治療薬として米国で承認・上市される
    • Piqrayが、PIK3CA遺伝子の変異を伴うHR陽性/HER2陰性進行性乳がんの治療薬として欧州委員会(EC)に承認される
    • Leqvio(Inclisiran)が、高コレステロール血症/混合型脂質異常症の治療薬として欧州医薬品委員会(CHMP)の承認勧告を受ける(10月)
    • Adakveoの鎌状赤血球病に伴う血管閉塞性クリーゼの予防の適応がCHMPの承認勧告を受ける
  • 医薬品へのアクセス(access to medicines)向上のため、ヘルスケア業界初となるサステイナビリティにリンクした社債を発行
  • MSCIを含む外部の格付け機関によりEGSスコアが引き上げられる
  • 継続事業1の2020年1-9月期の売上高は4%増(実質ベース2、米ドルベース 2%増)、コア2営業利益は16%増(実質ベース、米ドルベース 12%増):
    • イノベーティブ メディスンの売上高は5%増(実質ベース、米ドルベース 4%増)、コア営業利益は13%増(実質ベース、米ドルベース 9%増)
    • サンドの売上高は横ばい(実質ベース、米ドルベース 2%減)、コア営業利益は19%増(実質ベース、米ドルベース 15%増)
  • 継続事業1の2020年通期業績予想3 - 売上高は一桁台半ばの成長率;コア営業利益は10%台前半から10%台半ばの成長率(10%台前半から上方修正)

2020年10月27日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス ナラシンハンは、第3四半期の業績について次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、COVID-19による医療システムへの影響があったにもかかわらず、コア営業利益の二桁成長や利益率改善など、堅調な業績を維持しています。ノバルティスの主な成長製品ならびに上市製品は好業績を示し、2020年通期のコア営業利益予想の上方修正につながっています。私たちは、再発型多発性硬化症治療薬Kesimptaの米国での承認を含めたパイプラインの前進を喜ばしく思っています。また、弊社はESGでのリーダーを目指しており、持続的な取り組みの一環として、気候ならびに医薬品へのアクセス(access to medicines)に関する野心的な目標を掲げるなど、引き続きすべての事業活動にESGを取り入れていきます。」

主要数値

第3四半期(7~9月)

  2020年
第3四半期
百万米ドル
2019年
第3四半期
百万米ドル
前年同期比(%)
米ドルベース
前年同期比(%)
実質ベース
売上高 12 259 12 172 1 0
営業利益 2 412 2 358 2 9
純利益 1 932 2 041 -5 0
1株当たり
純利益(EPS)
0.85 0.90 -6 0
フリーキャッシュ
フロー
2 697 3 968 -32  
コアベース
営業利益 4 069 3 748 9 11
純利益 3 467 3 212 8 10
1株当たり
純利益(EPS)
1.52 1.41 8 9
  1. 要約版業績報告書(英文オリジナル版)の42ページに定義される、アルコンを除き、イノベーティブ メディスンおよびサンドの各事業、継続されるコーポレート機能を含む継続事業に関するもの。
  2. 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の54ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
  3. 特に眼科領域での処方のダイナミクスを含めた全世界の医療システムが、2020年第4四半期中に通常に戻ると引き続き想定していることを含めた、業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、8ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。さらに、ノバルティスは、米国においてジレニアおよびサンドスタチンLARのジェネリック医薬品が2020年に上市されないと想定しています。

COVID-19関連の最新状況

COVID-19に関わる状況は日々変化しており、ノバルティスが事業展開している数多くの地域で異なる経過を示しています。ノバルティスは、パンデミックへの取り組みに役立つ強力な施策を引き続き推進しています。社員および患者さんの健康と安全が、これまでと同様にノバルティスの最も重要な関心事となっています。
2020年第3四半期、市場全般の状況は回復傾向にあるものの、特に皮膚科領域、眼科領域およびサンドのジェネリック医薬品といった特定の疾患領域において、引き続きCOVID-19による影響が重くのしかかっています。ノバルティスの事業は安定しており、売掛金の回収等は引き続き通常の取引条件に沿ったものであり、売掛金回収期間も通常のレベルを維持しています。ノバルティスは、金融債務の返済能力を備えており、通常の事業活動を支えるのに必要な流動性を十分に確保しています。現在のところ、医薬品の開発業務に関する混乱は、管理可能な範囲に留まっており(詳細は、要約版業績報告書[英文オリジナル版]のInnovation Review Sectionをご覧下さい)、様々なデジタル技術の活用により、臨床試験ポートフォリオの積極的な管理や迅速な混乱軽減が可能となっています。
ノバルティスは、COVID-19によるパンデミックへの対応に関し、第三者機関との緊密な協力関係を継続しています。9月には、COVID-19関連の医薬品の供給をスムーズにするために、アフリカ連合との提携を発表し、ノバルティスの15種類のジェネリック医薬品ならびにOTC医薬品を、アフリカの55カ国ならびにカリブ共同体(CARICOM)の15カ国に利益を得ることなく供給しています。

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了解ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。

ノバルティスについて

ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140カ国以上に及びます。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com [2]

以上

ノバルティス、2020年第3四半期のコア営業利益は前年同期比11%増、開発プロジェクトの前進などで堅調な業績を達成 コア営業利益の通期予想を上方修正(PDF 447KB) [3]


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