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ストーリー/疾患啓発

真性多血症:僕は決して悲観しない

長距離選手として世界をめざす中、希な造血器腫瘍である真性多血症との診断を受け、想うこととは

2017年 12月 8日

明治大学競走部の坂口裕之さんは、骨髄増殖性腫瘍のひとつで、発症率は5万人に1人1といわれる真性多血症という希少な血液疾患を抱えています。真性多血症とは、血液細胞の増殖に重要な役割を担っているJAK2という遺伝子に異常が起こることで、赤血球などの血液細胞が過剰に増殖し血液が濃くなる病気です。血液が濃くなると、血管内で血の塊(血栓)ができやすくなるため、血栓症を発症しやすくなります。心筋梗塞や脳卒中を発症して初めて真性多血症と診断されることもあります。

日本の学生陸上競技の中で最も人気が高いといわれる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は、1920年から既に90回以上開催されています。その栄えある第1回大会出場校であり、過去7回の優勝を誇る古豪・明治大学競走部は、1907年に創部され今もその伝統を伝えています。
明治大学競走部のエースとして活躍している3年生の坂口さんは、中学3年生時に全国中学生陸上競技選手権大会の3,000m走、高校時代の福岡国際クロスカントリー大会のジュニア男子部門でそれぞれ優勝するなど、輝かしい実績を誇ります。

箱根駅伝を走るまでの軌跡

明治大学競走部駅伝監督の西弘美さんは坂口さんのことを「競技に対する真摯さ、長距離に必要な我慢強さがあります。1を言うと10を知り、自主性が高く黙々と練習するタイプ」と評します。そんな坂口さんですが、陸上競技を始めたのは些細なきっかけでした。

「100m走であればどんなに遅くても20秒もかからず一瞬で終わりますが、それでもスポーツをやっていると言えますよね。正直、流行りのスポーツのかっこよさよりも、短距離走は楽そうだと思いました」

ところが陸上部では、夏は全員が体力づくりのために長距離の走り込みをするという方針。最初はやらされているという感じでしたが、徐々に練習に体が順応し、長距離走の記録が伸びてきたことで長距離走選手としての道が始まりました。

中学校3年生時の全国中学生陸上競技選手権大会の優勝などを機に、坂口さんは長距離走を突き詰めたい気持ちが強まりました。実家を離れ、長崎県内では全国高等学校駅伝競走大会出場の常連校だった諫早高校に進学しました。高校での長距離走種目は5,000m走や1万m走が中心。高校3年生の時には国体での5,000m走5位入賞などの結果も残しました。そうした結果が西さんの目にもとまり、明治大学入学へと至ったのです。
箱根駅伝については、高校の頃に「いずれは走ることになるのかも」とぼんやりと考えたぐらいでした。
その機会は早くも1年生の時にやってきました。坂口さんが走ることになったのは往路3区。箱根駅伝最長区間の「花の2区」に続く、勝負の分かれ道とも呼ばれる区間です。ところがこの時は大会数日前の怪我が大きく響き、不本意にも区間最下位で終わりました。
西さんは「補欠選手も用意していましたが、本人がいけると伝えてきました。チームにとって彼が走る重要性は高く、そのまま行くと決断しました」と振り返りました。
坂口さんはこの時、改めて箱根駅伝の意味を知ることになります。

「周囲から厳しいお言葉もいただきました。箱根駅伝で走る姿は、自分が思っている以上に見られている。ここで良い走りを見せなければ、評価されないと思い知らされました」

転機となった真性多血症の診断

そして次の箱根駅伝を目指し、練習を重ねていた2016年9月末、受診した病院で真性多血症と診断されました。実は高校入学直後、地元の病院でヘモグロビン値が高いことから多血症の疑いの診断は受けていましたが、当時は長距離走選手ならば貧血よりは血が濃い方が良いだろうと特段気にしていませんでした。いずれ大病院で精密検査をしようぐらいにしか考えていなかったのです。

「『骨髄増殖性腫瘍』、『真性多血症』と言われ、あれ?なんか聞いていたのとちょっと違うと思い、思わず『腫瘍ってがんですか?』と聞き返しました。自覚症状もないのに病名だけが重すぎるという印象でした」

そこから毎週、血液を一部抜き、血管から生理食塩水を注射して血液濃度を薄める瀉血という治療が始まりました。1か月半の治療期間中は、陸上競技を始めてから初の長期休業期間。当初は成り行きをネガティブに捉えた時期もありましたが、それを受け入れることでポジティブに考え直すことができたといいます。

「中学校から文字通り毎日走り、休むことは『悪』と捉え、足が痛くとも走る生活を送っていた自分が、休養することで身体面がリフレッシュされ、精神面でもリセットされるという変化を感じていました。休むことの『善』を感じることができたのは、競技を続けていくうえで非常に重要な転機でした」

現在では、「確定診断を受けたのが、この時期だっただけ」、周囲に真性多血症であることを話すのも、「将来的にドーピング検査などでヘモグロビン値の高さに疑いの目を向けられた時に身の潔白を証明するため」と割り切っています。

夢は世界の舞台で走ること

競走部のメンバーも坂口さんの病気のことは知っています。

「記事などで自分と病気のことが取り上げられるたびにメンバーが『ちょっと大げさすぎない?』と声をかけてくれると、『そうだよね』と受け答えをすることで、心が軽くなっていくのを感じました」

真性多血症は、心筋梗塞や脳卒中などの合併症のリスクがあるものの、適切な治療を続ければ、ほぼ健常人と変わらない生活を送ることができます。坂口さんは「今後も自分の健康に気をつけていけば、特段問題だとは考えていない」と話します。だから、自分と病気のことを悲観的にみる雰囲気が周囲にあることには、戸惑いも感じています。
確定診断を受けた2016年、秋に行われた箱根駅伝予選会に出場できませんでしたが、他のメンバーが健闘したことで無事予選会は通過。2017年箱根駅伝ではアンカーとして10区を走りました。2018年の箱根駅伝の予選会は当日朝の発熱で欠場し、残念ながら明治大学は予選会を通過できませんでした。

「箱根駅伝の重要性は分かっていますが、それだけで一喜一憂すべきではないとも考えています」と坂口さんは語ります。
坂口さんが目指しているのは、日本記録レベルの結果を出し、最終的にはオリンピックや世界選手権で日本代表になること。

「僕のグローバルコミュニケーションの場は陸上競技。そこで海外選手と走って勝つことができる可能性を追求することが、僕自身が考える陸上競技の楽しさや喜びだと思っています」

真性多血症と診断されてもなお変わることなく、今もその夢の実現に向かって走り続けています。

 

真性多血症について https://www.mpn-info.net/p_pv_patient/index.html 

  1. 小松 則夫 (平成19年). 慢性骨髄性増殖性疾患:診断と治療の進歩 日本内科学会雑誌, 第96巻, 第7号, 54.

 

 

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