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見つかった癌は自らの身体が長年にわたって育んでいる異端の細胞そのものである。

79歳 男性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

小さな癌塊が食道で発見され内視鏡手術による摘出を受けたが現代医学ではその癌細胞が何時頃発生し、どの程度のスピードで今後成長して行くのか予測できないとのこと。高齢者にとってはわが身の癌再発の恐怖に対しては正常細胞との共存共栄を願い、日常生活での安定したストレス解消を維持したいと思っている。


僕に出来ることなら何でもします。

53歳 女性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

乳癌が判明し、紹介された総合病院で主治医の初診時に言われた言葉です。がんについて何も知識がなかった私にとって、それは非常に力強く暖かな言葉でした。患者の辛さや心の痛みに寄り添おうと心を砕く主治医の真摯な姿勢に、がんに向き合う勇気を与えられました。


一歩前進 二歩後退それでも頑張るしかない。私たちも頑張るから貴女も頑張ろう。

69歳 女性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

平成23年11月8日胆管がんで10時間と長い手術をしました。術後の治りはなかなかはかどらず、毎日毎日あせっていた時の看護師さんの言葉。皆、看護師は個性が強く病院は3交代。毎日心やすまる事のない病棟生活。心身共につかれ毎日泣いてばかりの日々。その時その言葉をもらい、何か自分に陽がさしたような感じになり。今退院して9ヶ月過ぎようとしていますが、思い出して勇気をもらっています。


治療法の少ない去勢抵抗性前立腺がん患者をとりまく治療環境がさらに改善することが期待される。

75歳 男性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

タキソイド系抗悪性腫瘍剤中心の化学療法。治療効果延長を期待して早めに選択したのは正しかった。完治の無いこの病。他の条件で死ぬ可能性はありますが、とりあえず、人生を有意義にエンジョイする期間が長引きそうです。厚生省の承認を待ち望みます。


必ず元気な奥さんに戻してからお返ししますから

50歳 男性 《医療関係者から 患者さんのご家族へ》

背景

患者である妻も私もいつどうなるか不安で一杯の日々だったころ、担当のお医者様に言われた一言でした。安心してお任せするしかないと思いとても嬉しかった一言でした。


皆で頑張るから家族の方も明るく、楽しく、元気よく。暗く過ごすよりは皆で楽しく過ごしたほうが良いと思う。

60歳 女性 《医療関係者から 患者さんのご家族へ》

背景

今回で入院するのは3度目です。段々と体調が悪くなるのが目にみえて、わかるようになりました。20歳の娘と今までの事を悲しんだり、笑ったりしてますが、反省点が無いわけではありません。そのような中での一言がすくいになります。


いつでも、待ってます。どんな状態でも受け入れます。

38歳 女性 《医療関係者から 患者さんのご家族へ》

背景

父が抗がん剤、放射線、手術、様々な治療をしたが治らず、治療法なく自宅看護が決まった時と、その後の通院の度に医師に言われた一言。退院後の生活に不安で一杯の時にとても心強かった。


貴方はいろゝと癌の進行状態を気にしているけどCT画像を診る限り(交通事故以外では)死なないよ!

61歳 女性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

今は心優しい担当医にはいつも癒しの言葉をいただいておりますが、以前は末期の食道癌に罹り四面楚歌の状態でした。その医師は当初よりとても良く話を聞いてくれまして、自分が癒されて日を追うごとに体調が上向きました。そして何回目かの検査の後、癌が少しずつ縮小していくのが判りました。先生の診察の日、いろ々質問のあとに、貴方は(今のところ)交通事故以外では死なないよと言ってくれました、それもさりげなく、、、。頑張る意欲が湧くと共に現代でもいるんですね、赤ひげが!


一緒に、治しましょう。

78歳 女性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

卵巣がんで手術前に医師より不安な患者に対しての心遣いに本当に嬉しい言葉で有り、こんな医師も存在している驚き。そして説明の際もベッド側で座り込む姿勢での患者目線に尊敬の念を抱き、医師を信じて素直に従うと心に誓った。上から目線でない思いやりに不安は消えたことは正直な気持ちです。手を握られ言葉こそ無かったが、それだけで安心でした。今でも鮮明に思い出される、今から6年前に手術したときの経験を書きのべてみました。


あなたなら戦える。戦いなさい。

58歳 女性 《医療関係者から 患者さんご本人へ》

背景

大腸ガンがみつかり、CTを撮ったら、リンパ・肝臓に転移していて、ステージも4で手術も無理な状態でしたが、CTの画像を診て内科の先生が私に言った一言です。それから抗ガン剤をうち、手術もでき、まだ肝臓にガンはありますが、2週間に1回抗ガン剤をうちながら元気に遊び、仕事もしています。ガンがみつかって4年半がたちました。先生の一言でファイティングポーズをとった私を周りの人々がサポートしてくれてます。


がんばってるね

35歳 女性 《医療関係者から 患者さんのご家族へ》

背景

面会に来てくださる、親戚や友人、担当医、看護師のみなさん、みんな「がんばって」と勇気づけてくれました。でも、研修医の先生だけは「がんばってるね」と父や母に声をかけてくださいました。父も母も私も自然と涙が出ました。つらい中、みんながんばっている。「がんばって」より、「がんばってるね」と認めてもらえることが、嬉しくて、幸せな一言だと感じました。魔法の言葉を、本当にありがとうございました。


ガンで死ぬということは、とても幸せなことなんですよ。最期まで自分らしくいられるのですから。

50歳 女性 《医療関係者から 患者さんのご家族へ》

背景

緩和ケアの講演会に参加したときに聴いた言葉です。「たとえば一部の病気と違って、ガンの場合は死を迎えるまで自分はどう生きたいのかを考える時間がある。それはとても素晴らしいことだと思います。」両親がガンで闘病していた私には、目からウロコでした。今年2月に父が、5月に母が、それぞれホスピスで亡くなりました。おかげさまで本人はもちろん、家族もとても納得のできる看取りとなりました。



Source URL: https://www.novartis.com/jp-ja/cancer-found-maverick-cells-that-body-has-grown-over-years.

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